劇場アニメ「この世界の片隅に」が、8月1日よりテアトル新宿・八丁座ほか全国にて再上映される。
本作はこうの史代氏のマンガを原作として、片渕須直氏が監督・脚本を手がけた長編アニメーション映画。2016年に公開された際には累計動員数210万人、興行収入27億円を突破し、日本映画賞を次々と受賞した。
戦時中の広島・呉を舞台に、かけがえのない日常と小さな幸せを描いた物語で、俳優・アーティストののんさんが主人公・すずの声を演じている。
今回は終戦80年の節目ということで、本作の再上映が期間限定で実施されることが決定。片渕須直監督による描き下ろしキービジュアルも公開されている。
「この世界の片隅に(再上映)」詳細
・放送開始日:8月1日公開
・上映劇場:テアトル新宿・八丁座ほか全国
□「この世界の片隅に(再上映)」の公開情報ページ
【終戦80年上映『この世界の片隅に』劇場予告】
【「この世界の片隅に(再上映)」あらすじ】
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。
夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。
ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。
(C) 2019こうの史代・コアミックス / 「この世界の片隅に」製作委員会