TOKIO・国分太一
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TOKIOの国分太一(50)が20日に無期限活動休止を発表したことを受け、レギュラー番組を抱える各局が“尻拭い”に追われている。日本テレビは「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板と番組継続をいち早く発表。ただ他局は国分がいなければ企画が成立しない番組も多く、お蔵入り連発で数千万円単位の損失を抱える局があるとみられる。
関係者によると、日テレが会見を行う前に他局にも株式会社TOKIOの担当者から連絡があった。担当者からは謝罪の上、「日本テレビ側と国分との話し合いで降板が決定した。無期限の活動休止を発表する。我々も詳しい内容については聞いていない。番組を続けるかどうかは局側の判断に任せる」という趣旨の説明があったという。日テレは降板の理由について「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」とする一方で、その具体的な内容は明かさなかった。
各局にとっては判断を“丸投げ”された形。結果、日テレの会見を見た上で決断を下す状況となり“日テレ基準”で番組の休止や出演見合わせを決めた局もある。番組関係者は「ニュースでは国分さんのセクハラの話もありますが、いまだに改めて説明や連絡もなく詳しい状況が分からない」とぼやいた。「詳細が分からない以上、“最悪”の事態を想定して動かざるを得なかった。既に収録済みの素材も多く、相当なお蔵入りが出ることは間違いない」と困惑しきりだ。
「ザ!鉄腕!…」は継続が決定したものの、他の番組はリニューアルや番組の終了が避けられない状況。局関係者は「改編期ではないため今から新番組を立ち上げるのは困難」と頭を抱える。
日テレ側が国分に降板を通達したのは18日。株式会社TOKIOは2日後の20日に国分の活動休止を発表し、関係各所への対応に追われているとみられる。各局はこのまま泣き寝入りとなる可能性があるだけに同社などの動きを注視している。
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