清野菜名
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女優の清野菜名(30)が、14日放送のTBSラジオ「要潤のMagic Hour」(土曜後5・00)にゲスト出演し、人生で影響を受けた人物とのエピソードを語った。
17年にテレビ朝日系ドラマ「やすらぎの郷」に出演。同作のオーディションで初対面した脚本家・倉本聰氏の名を挙げた。
オーディションでありながら、倉本氏の前で即興の演技を見せるようなスタイルではなかったという。「せりふを言うとかいうオーディションではなくて、倉本さんと1対1でお話をするというか。たぶん脚本はできていたので、役の雰囲気に自分がはまるのか、見てらっしゃって」と説明。「私は作品のオーディションという感覚では行っていなかったというか、顔見せという気持ちで。倉本さんとお会いするみたいなお話があって」と明かした。
オーディションでは、倉本氏の作品に取り組む姿勢を実感したという。「倉本さんのこれまでの脚本を書かれた時の意気込みというか、“こういうふうに僕は作品、脚本を書いているんだよ”というのを細かく教えてもらって」。さらに、驚く資料も見せてくれたという。
「巻物みたいなのが出てきて。そこに、ある作品の年表みたいなのがばーっと書かれていて。それも登場人物の名前がばーっと書かれていて、その登場人物一人一人の年表。何年に生まれて、何年にこういうことがあってというのが、作品には出て来ない前も見せていただいて」
その上で、倉本氏からは「これだけ作品に出る時に掘り下げて、自分で考えたりとかしたら、作品に出る時に自信を持って出られるよね」と話をされたという。「ここまで書いていたら、何をしても自分で成立させられる、お芝居の楽しさ(を学んだ)」と感謝を口にした。
よく、役作りについて聞かれ、返答に困っていたという清野。「それがその時は分からなかったので、一つのきっかけ、一つの方法として、学べたのが自分の中で大きくて。お話しさせていただいて、興味深かった」と振り返っていた。
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