カーラ・ハーヴェイ「20歳でロサンゼルスに越してきたときの気持ちを表現した曲を書きたかった。初めてサンセット・ストリップにバイクのブーツで踏み込んだときの感覚をね。私は紙の地図しか持っていなくて、知り合いも計画もなく、ただ夢だけを胸に国を横断したけれど、どうにか生き延びられるだろうと思っていた。毎日がまさに生存の戦いだったわ。壊れそうになる瞬間もあったけれど、その後に訪れる至福の瞬間が総てを価値あるものにした。それを表現したのがこの“Hell Or Hollywood”。混沌、幻想、そして粘り強さが並び立っているところ。できることならそこをから離れたくない……」
“混沌、幻想”と語りつつ、BUTCHER BABIES時代や現在カーラがツアー活動にヘルプ参加している退廃的インダストリアル・ロック・バンドLORDS OF ACIDとはまったく感触の異なるグラム・スリーズ・メタルの感触が、ここにはある。
THE VIOLENT HOURの作曲と全楽器の演奏を担当して全面バックアップしているのは、2024年にカーラとの婚約を発表したANTHRAXのチャーリー・ベナンテ。
チャーリー・ベナンテ「カーラはGUNS N’ ROSESを愛して育った。彼らと彼らが多大な影響を受けたAEROSMITHに敬意を表する曲を書きたかった。“Hell Or Hollywood”のリフは歌なしでもそれ自体威勢のよい存在感があるだろう? そしてザック・ワイルドのソロがこの曲に荒々しさを注入してくれた。聴いた瞬間に彼だとわかるはず」
2024年1月投稿チャーリーの婚約報告インスタグラムより。