6月17日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前営業日比225円41銭高の3万8536円74銭でこの日の取引を終えた。中東情勢の緊迫化に対する過度の警戒感が後退し、米国市場が上昇したこと、為替のドル高が支援材料となった。日銀金融政策決定会合では政策金利を現状維持で決定したが、市場での反応は限定的だった。

 

【主要指数】
・日経225: 38,536.74(+225.41)
・TOPIX: 2,786.95(+9.82)
・ドル/円: 144.60(-0.15)
・ダウ: 42,515.09(+317.30)
・ナスダック: 19,701.21(+294.39)
・SOX: 5,267.30(+155.05)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は69銘柄(72%)、下落は20銘柄(21%)、変わらずは7銘柄(7%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

個別銘柄では、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が年初来高値を更新した。直近で新作タイトルを発表するイベントが相次いだことや、Nintendo Switch2の発売もあってゲーム関連株に買いが入りやすくなっているが、アクティビストファンドとして知られる、3Dインベストメント・パートナーズの追加取得を巡って思惑が出たようだ。

 

壽屋(コトブキヤ)<7809>が変わらずを挟んで6日続伸。東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を2190円から2290円に引き上げたことが材料視された。

 

また、ドリコム<3793>が続伸。『Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)』について、中国大陸での配信を行うと発表したことが材料となった。中国での展開にあたって、WANDA CINEMAS GAMESがパブリッシングを行うという。

 

このほか、一部低位株に短期資金が集まり活況となった。アクセルマーク<3624>やオルトプラス<3672>が年初来高値を更新したほか、ガーラ<4777>なども大幅高となった。総額2億5000万円・22万5000株を上限とする自社株買いを発表したアクセル<6730>も買われた。

 

直近決算発表の銘柄をみると、coly<4175>とHEROZ<4382>が年初来高値を更新したほか、前日に年初来安値を更新したGENDA<9166>には自律反発狙いの買いが入ったようだ。アピリッツ<4174>は続落となった。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

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