映画『F1®/エフワン』は6月27日より日本公開。
Photo: ©Warner Bros/Courtesy Everett Collection
F1全面協力のもと、世界各国の本物のサーキットコースを使い壮大な規模で撮影された映画『F1®/エフワン』の公開を控えるブラッド・ピット。6月10日(現地時間)にメキシコシティで行われた記者会見で、長年の夢が結実するまでの道のりを語った。
「僕らをレースシーズンに送り込み、実際に運転させるという、この大胆な計画を聞かされたときは、考えるまでもなかった。まさに夢が叶った瞬間でした。実際に何十年もレース映画を作ろうとしてきたけれど、バイクであれ車であれ何らかの理由で実現しなかった。ジョー(ジョセフ・コシンスキー監督)は僕らを車に乗せ、他のドライバーたちやチームとともにF1のレーシングシーズンの世界に放り込んでくれた。本当に素晴らしい経験でした。心から感謝しています」
『トップガン マーヴェリック』製作チーム、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとコシンスキー監督がタッグを組んだ本作は、F1®レーサーのルイス・ハミルトンをプロデューサーに迎え、出演者たちは数カ月の厳しいトレーニングを積み、F1マシンを実際に操縦するなど限界までリアルを追求した。ブラッドが演じるのは、最弱のチームを救うために現役復帰を果たした元レーサーのソニー。彼の常識破りな振る舞いは、ルーキーやチームとの間に波紋を呼ぶが、その圧倒的な才能と実力で彼らに影響を及ぼしていく。イギリス出身のダムソン・イドリスが若手ドライバーのジョシュア・ピアースを演じ、ハビエル・バルデム、ケリー・コンドン、トビアス・メンジーズらが脇を固める。
Text: Tae Terai