私たちは、誰かと関わりあって、存在している。 (ショート法話582)

皆さんこんにちは全こ寺大久保ずですお 元気ですかnhkのドラマ幸せは食べて寝 てが先日最終回を迎えましたまこのドラマ のあすを簡単に申し上げますえ麦巻里子週 4日のパートで失素に暮らす38歳独身 一生付き合わなくてはならない病気に かかったことから生活が一変会社をやめ 新しい住まい探しをよぎ儀なくされる 見つけたのは地区45年家賃5万円の団地 隣に住む大家さん各さんと訳けあり料理版 を通じて旬の食材を取り入れた食事で体調 を整える 薬前と出会う 地味だけど体に美味しそうな薬ご飯とやか な団地の人間関係を通して心身を取り戻し ていく里子は身近にあった自分次第の幸せ に気づいていくお湯のようにお腹の底から じわりと温かくなる物語が始まります ま以上がNHKの番組ホームページに載っ ているま番組の紹介文ですまこのドラマを ご覧になられた方も多いと思いますがえ 主人公の麦巻里子さんがお隣の蚊がり子 さんふする大家さんえ鈴ずさんや団地の皆 さんと関わることで心身と共にほぐれて いくというのかま休められていくというの かま色々な意味で回復していくお話でした よね えその幸せは食べて寝てまですが第8回目 はこんなお話でしたえスずさんえ大家さん のえ娘の子が遠方からやってきましたえ娘 さんはすずさんが里子にその住んでいる 部屋をあげると聞いて慌ててやってきたん です え娘さんが来て色々と団地の人に聞いてみ たところ将来団地が立替えとなったら工事 費の高等や所持事情から膨大な費用負担を 強いられるらしいもしそれが払えなければ 出ていくしかないえそこで娘さんは鈴ず さんに今から老人ホームへ入った方がいい と進めるんですが鈴さんはそれを拒ばむん です ま第8回目の放送はこういう内容でしたえ 確かにそういう施設だと色々な面で サポートがあり家族としては安心なんです がえしかしそれは今までの関係から離れて しまうことにもなりますよね 結果としてドラマでは大人に住む杉巻里子 さんが今まで通り通さんのお部屋を雪き することでま施設に入居しないという選択 をすることにしたんですえこのドラマは もちろん入居するからだめ入居しない方が いいということを描いたものではないと 思いますえこのドラマのそういう状況では そういう選択肢に至ったということなん でしょうね しかしこのドラマが描いてきたのは団地の 皆さんや同僚や周囲との関わりについて でした 娘さんから施設への入居を進められた時の すずさんのセリフです 団地にいるとさみんなが声かけてくれる じゃないおはようこんばんは言っ てらっしゃいお帰りなさい もう何十年もよずっと 施設に入るとそれがなくなっちゃうんだ もんね 利便性とか安全性も大切だが人と人とが 関わり合っているということが人間の 暮らしなんだよということをこのドラマは 教えてくれているようにま私は感じました え何度も申し上げますがこういったことは ケースバイケースでどちらが正解とは言え ませんそれぞれのご家庭で置かれている 状況が違います えしかし昨今の何もかも親子や隣近所や 親戚といった人間関係さえも断捨離して しまって他と関わらないことが迷惑をかけ ないこととしてしまう風潮にはやはり疑問 を感じてしまいますよね 誰かのお世話になることは迷惑ではなく 関わりがあるということでありそれこそが 私たちが存在しているということなん でしょうね インドラの網というお話があります 天宮に飾られている網はその 結び目には報がありそれが互いに移し出さ れその移し出された報がさらに他の方に 移し出され無限に繋がっていると解かれて いるんですね 1つの結び目同士がお互いを移し出し全体 として1つの網を形成している ま私も社交性がある方ではないんですがえ お互い様なんだってことを忘れずにま家族 を含めた周囲と関われ合いを保つよう努め てまいりたいと思います いかがお考えですか最後までご成聴 ありがとうございますどうぞグッドマーク チャンネル登録をお願いいたしますえそれ では最後にご一緒にお年物をお唱えいたし ましょう アミダブナブアミナブアミナブアミナブアミナムアミダブナムアミダブナムアミダブナムアミダブスナムアミダ H

北海道岩見沢市幌向 浄土宗西山禅林寺派「善光寺」 大久保瑞昭住職による短時間で聞けるショート法話です。 #仏教 #浄土宗 #西山派 #法話 #お経 #念仏 #北海道 #岩見沢 #幌向 
#当・善光寺は、檀家さんより、年間、維持費として一万円、十夜法要への寄付金として五千円~をいただいております。
#当・善光寺では、他の多くの寺院と同様に、「離檀料(りだんりょう)」は必要ありません。

NHKのドラマ、「しあわせは食べて寝て待て」が、先日、最終回を迎えました。

このドラマをご覧になられた方も多いと思いますが、主人公の麦巻さとこさんが、お隣の加賀まりこさん扮する大家さん(鈴さん)や団地の皆さんと関わる事で、心身ともにほぐれて行く、というのか、休められていく、というのか、色々な意味で、「回復」していくお話でしたよね。

その「しあわせは食べて寝て待て」ですが、第8回目は、こんなお話でした。

鈴さん(大家さん)の娘の透子が、遠方からやってきました。娘さんは、鈴さんがさとこに、その住んでいる部屋をあげると聞いて、あわててやって来たのです。

娘さんが来て、色々と団地の人に聞いてみたところ、将来、団地が建替えとなったら、工事費の高騰や諸事情から膨大な費用負担を強いられるらしい。

もし、それが払えなければ出ていくしかない。

そこで、娘さんは鈴さんに、今から老人ホームへ入った方が良いと勧めるのですが、鈴さんは、それを拒むのです。

このドラマが描いてきたのは、団地の皆さんや同僚や周囲との「関わり」についてでした。

「利便性」とか、「安全性」も大切だが、「人と人とが関りあっている」ということが、人間の暮らしなのだよ、ということを、このドラマは教えてくれているように、私は感じました。

誰かのお世話になることは「迷惑」ではなく、「関わりがある」ということであり、それこそが、私たちが「存在している」ということなのでしょうね。

「インドラの網」というお話があります。

帝釈天宮に飾られている網は、その各々の結び目には宝珠があり、それが互いに映し出され、その映し出された宝珠がさらに他の宝珠に映し出され、無限につながっている、と説かれているんですね。(「華厳五教章」因陀羅法界門)

一つの結び目同士がお互いを映し出し、全体として一つの網を形成している。

私も、社交性がある方ではないのですが、「お互い様なのだ」ということを忘れずに、家族を含めた、周囲と関わりあいを保つよう努めて参りたいと思います。

Twitterはじめました https://twitter.com/hokkaidozenkoji?s=06
善光寺のブログ http://blog.livedoor.jp/zenkojinamu/

3件のコメント

  1. 大久保ご住職さま。
    こんばんは。
    御一人様のわたくしでも、一人ではない。食品の宅配をして下さる方や病院の医師以下スタッフの皆様も。

  2. 大久保さん、こんばんは! 
    本日も配信いただき、誠にありがとうございます🙇最近は世知辛い世の中になりました。お隣さんや向かいの方とも挨拶もしなくなりました。 
    寂しいですね😌

  3. 今回も、ご法話ありがとうございました。
    人とのつながり、ご縁というのは、大事ですね。

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