“映画の向こう側”を歩ける体験型施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)は、としまえん跡地に2023年オープンして以来、映画制作セットをそのまま保存した巨大屋内型アトラクションとして世界中のポッタリアンを魅了し続けている。その2周年記念企画として6月18日~24日の5日間だけ開催されるプレミアムイベントが「ホグワーツディナー」だ。

 今回、一般営業時間後の館内を丸ごと貸し切り、大広間でフルコースを味わいながら夜のホグワーツを巡る夢のような一夜を体験する機会を得たので、本稿ではそのレポートをお届けする。

□「ホグワーツディナー」のページ

【ホグワーツディナー概要】

[内容]

スタジオツアー入場チケット」ウェルカムドリンク「炎のゴブレット」特別ディナーコースお飲み物(ビール、ワイン白・赤、ソフトドリンク、デザート提供時のコーヒー・紅茶)バタービール

[スケジュール]

17時15分 入館受付18時 ツアーエントランス入場18時15分 大広間の扉オープン18時30分 大広間でのディナー20時20分 貸し切りでの館内ツアー22時 イベント終了ウェルカムドリンクから幕開けするホグワーツへの旅

 来場客が減りはじめる夕方17時過ぎから本イベントは始まる。「スタジオツアー東京」施設内のロビーを抜け、ツアーに足を踏み入れると、まずはウェルカムドリンクである2色のカクテルがお出迎え。映画「ハリー・ポッター」のビジュアルたちをバックに、「炎のゴブレット」と「闇の帝王の復活」をイメージしたオリジナルカクテルを堪能することができる。

(左)炎のゴブレット(ノンアルコール)、(右)闇の帝王の復活(アルコール)ブルーに輝くドリンクに炎をイメージした綿あめを沈めると、綿あめがシュワッとはじけてドリンクがきらめく「炎のゴブレット」の展示で彩られた特別仕様の大広間

 大広間の扉を開けると、普段とは全く違う光景が目に飛び込んでくる。今回のために誂えられた「炎のゴブレット」仕様の大広間にはディナーテーブルが広がっている。各席には“ゴブレットに選ばれたハリー・ポッターの紙”をイメージしたネームカードがそっと置かれており、着席時から気分が高揚するのを感じられる。

豪華フルコースでよみがえる「三大魔法学校対抗試合」

 ディナーは、映画の世界観を再現した豪華なフルコース。トライウィザード・トーナメントをイメージした前菜からデザートまでが登場し、魔法界の思い出が蘇る。

【フルコース内容】

アミューズ:箒のグリッシーニ、トライウィザードカナッペ、金の卵のタルト前菜:黒い湖のテリーヌスープ:憂いの篩ヴィシソワーズメイン:牛フィレ肉のロースト 迷路を添えてデザート:ハーマイオニーのドレスクッキー、大鍋シュー、ステンドグラスベリーヌゴブレット&デスイーターと撮る特別フォトタイム

 コース途中にはゴブレット前での記念撮影が挟まれ、普段入れない年齢線の内側で写真が撮れる贅沢なアトラクションが用意されている。また、会場が暗転すると黒煙と共にデスイーターが乱入!テーブルを回りながらポーズを決めてくれるので、デスイーターとの貴重なツーショットを撮ることができる。

撮影は年齢線の内側に入ったり、ゴブレットに紙をいれるポーズをとったりすることができる特別なアクションとして、デスイーター(死喰い人)が登場。恐ろしいはずなのに、各テーブルを周りながらツーショットしてくれるサービス精神旺盛な姿は不思議と微笑ましかったイベント参加者だけで貸し切り状態の贅沢なツアー体験

 ディナーと撮影後はお待ちかねのツアーへと旅立つことができる。各エリアには“インタラクター”と呼ばれる方々がおり、展示物の紹介や、記念写真の撮影をサポートしてくれる。

 また、参加者だけで貸し切られているため、インタラクターにゆっくり質問したり、9と¾番線を独占したり、昼間の混雑時には味わえない自由で快適な巡回が叶う。人がいない状態でセットをバックに撮影できるのはかなり貴重な体験だ。

特別刻印が施された杖をはじめとした豪華なお土産

 参加者にはお土産も用意されており、「スタジオツアー東京」の2周年を記念した特別缶バッジと、「DINNER HOGWARTS」の特別な刻印が施された特別仕様の杖がもらえる。また、ツアー途中にあるバックロットカフェではバタービールをもらうことができ、映画でもお馴染みの泡ひげを付けながらドリンクを楽しむことができる。バタービールのコップは洗ってお土産として持ち帰れるのも嬉しい。

 ウェルカムカクテルから最後のバタービールまで、五感のすべてを映画「ハリー・ポッター」の世界へと同期する一夜限りの魔法。最初から最後まで、このイベントでしか体験できないプレミアムな体験はまさに魔法のようで、予約が即完売したというのも頷ける。

 今回残念ながら参加できなかったという方は、今後開催されるかもしれない類似イベントに備えて公式情報をチェックしておくといいだろう。

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