【画像・写真2枚目】タイトルは“狂戦士”、でも曲は爽やか──Kolokol佳凪きのが見つけた「Berserkers」のギャップの妙(撮影・藤本さき)
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大阪を拠点に活動する4人組アイドルグループ「Kolokol」の佳凪きのが、新曲「Berserkers」のリリースに合わせてスポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。普段は「のんびり」「感情をあまり出さない」と自己分析するが、好きなものの話になると一変。誰もが見過ごすような「廃れた建物」や「古い駅」に惹かれる理由を語った。(「推し面」取材班)
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Kolokolのエンタメ担当。プロデューサーからそう呼ばれているという。しかし本人は「のんびりしているというか、穏やかで感情をあまり表に出さないタイプです」と笑う。外向的に見られる一方で、内には静かな好奇心と芯の強さを秘めている。
最近、時間を見つけて足を運んでいるのは「廃れた建物」や「古い駅」。YouTubeの個人チャンネルでも度々紹介しており、「他の人があまり行かないような場所」に惹かれるという。人が去った後の時間が静かに流れる空間には、不思議と心が落ち着く。「心霊的な怖さや誰かが住みついているかもしれない緊張感もあるけど、好きだから行ってしまう」。その言葉には、素直な好奇心と確かな行動力が宿っている。
「お邪魔してる時に管理会社の方とかが来て『あ、マズい』みたいなこともありました。一人でもたまに行きますよ、昼間なら。夜は絶対無理です」と笑い話も。実際は父親と一緒に行くことが多いという。廃虚を覆う「静けさ」や「時間の重なり」を感じる空間が、自分自身と向き合う時間を生み出してくれているのかもしれない。
一方で、アイドルとして人前に立つ佳凪は、常に「感謝を忘れないこと」を大切にしている。ライブでの声援、手紙、SNSでの言葉。「推してて幸せ」と言ってくれるファンの存在が、どれほど大きな支えになっているかを噛みしめる日々だ。「どんな人にも忘れないようにして伝える」。それは身長145センチの小柄な体に宿る“静かな情熱”の表れだ。
幼い頃に憧れたアイドルの背中を追い、高校時代にライブでの出会いを経て本格的にこの道を志した。夢を叶えた今も、その目には「もっと深く知りたい」「もっと届けたい」という探求心が輝いている。
穏やかな口調と小さな体の奥に、人一倍強いエネルギーを抱えている。それが、佳凪きのというアイドルの本質だ。
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