「舟を編む」で主演を務める池田エライザからコメントが到着

【写真】並んで広辞苑を見るみどり(池田エライザ)と馬締(野田洋次郎)

池田エライザが主演を務めるドラマ10「舟を編む〜私、辞書つくります~」(毎週火曜 夜10:00-10:45、NHK総合)が本日、6月17日よりスタート。第一回の放送を前に、主人公・岸辺みどりを演じる池田エライザからコメントが到着した。

■「舟を編む〜私、辞書つくります~」とは…

辞書作りにかける情熱を描いた、三浦しをんのベストセラー小説を連続ドラマ化。原作では主人公・馬締光也の視点から新しい辞書“大渡海”完成までの道のりが描かれるが、同ドラマは新入り社員・岸辺みどりを主人公に、みどりの視点で描かれる。2024年にNHK BSにて放送された同作は、ギャラクシー賞入賞など数々の賞を受賞。この度、地上波初放送となる。

■あらすじ

ファッション誌の編集部員・みどり(池田)は、雑誌の廃刊が決まり、辞書編集部に異動となる。そこで出会った上司・馬締(野田洋次郎)らくせ者ぞろいの同僚に翻弄されながらも、次第に彼らの根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見し、辞書「大渡海」の編さん仕事にのめり込んでいく。

■池田エライザのコメント

――池田エライザさんが感じる日本語の面白さや奥深さとは?

海外にも「ケ・セラ・セラ」のような、日本語で表現するには何が一番正しいのかがわからない言葉ってあると思うんですけど、一話で「悪い言葉なんてない」っていう野田洋次郎さんのせりふがあるんです。

きっと言葉って、誰かに何かを伝えたくて、必要に迫られて生まれてきたものなんだろうと思うので、その言葉をどう使ってあげるかによって、とっても美しい言葉になるな、と。特に日本語だと、昔から言葉遊びが多いので、そこに込められた意味で、人の想像力をかき立てて、いろんな表現をすることができる。人の想像に委ねて、それを楽しむということができるのが、私はすごく好きです。俳句とかも、詳しいわけではないのですが、すごく楽しく読んでいますし、大好きです。

――実際に辞書作りに携わっている編集者や研究者の方へ、どんな思いを抱くようになりましたか?

この言葉を残さなきゃいけないって、言うのは簡単でも、本当に大変な作業なのです。ひとつの辞書にたくさんの先生が関わっていて、それをたった8cmが限界の辞書の中に、言葉をきれいに収めてあげなきゃいけない。(ドラマに出てくる辞書)「大渡海」は、結局作るのに16年ぐらいかかっていると思うんですけど、すごく重みのある、未来へのバトンだなと思います。

――「ワールド・メディア・フェスティバル」金賞受賞について、日本語を扱うドラマが海外で評価されたことについて改めて一言お願いします。

お芝居の仕事をしていると、脚本家さんがどうしてこの言葉を選んだのだろうと考えることが多くて、きっとこの言葉を選んだことには理由があるんだろうな、とその思いをくみ取る作業をよくしています。その度に、日本語の奥深さとか、そこに込められた配慮や思いやりを感じています。

改めて、こうして日本語の、この言葉がなぜ生まれたのか、どういう意味が込められているのか、ということを題材にした作品が海外で評価してもらえたということは、とても幸せです。「激おこぷんぷん丸」はどう翻訳されたのかが気になります(笑)。

――総合テレビで初めてドラマを見る視聴者へのメッセージをお願いします。

ご覧いただく方々にとって、心の休息の時間になったらうれしいです。辞書の話となると、少し重たい、真面目なニュアンスを感じられる方もいらっしゃると思うんですけど、案外ライトに気兼ねなく見られて、見終わった後に自分を大切にしたくなるような優しいお話だと思います。

この時間は自分のことをいたわってあげよう、温かいものを飲んで、ちょっと美味しいものを食べようと、リラックスして楽しんでいただけたらなと思います。

「舟を編む」より

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