【追悼】俳優・斎藤歩さん 演劇にささげた人生 「最期まで撮れ」 妻の西田薫さんに初めて告げた想いとは
検出してるの後にさ一応点てがあるんだよそれ芝にしてくれよ ちゃんと読めたよ 斎藤歩さん 札幌在住の俳優激作家演出家です アドバサにツっコみを入れてるみたい 北海道大学の演劇研究会に入部以来 40年にわって テレビや演劇映画アニメの声優など幅広く活躍してきましたたことありませんでした そうですか もし私だけ死んできさんが助かっちゃうから 妻の西田香さんも俳優ですの お墓の近くに埋めて これ朗読なんだよ うん お前がどう読んだのかってことがさ今全然わかんねえんだよ形ばっかりでこう読みましょうかあみましょうかっていうさ いつも厳しいです ちゃんと指摘をしてもらえる演出家というのが札幌では他にないんですね うん 2021 年斎藤さんは尿動にガンガが見つかりましたカおさんの支えを受けながら舞台に立ち続けてきました 2 月これまで通りに行かないことが増えてきました これだ月刊誌の連載に穴を開けました うん体調悪くてたかけなかったの 1ページも咲いてさうん もったいない渡い響きって書いてあってスト顔ですか 8月の舞台の発言を 3ヶ月も繰り上げました思ったんですけど なんでだよああれ間違ったね 斎藤さんが昨演出しそして出演も予定されています それいらない しかし 演出する体力がない今の俺に いやあちょっと今だってたった 2時間ちょいでしょめちゃ 申し訳ないけど 斎藤さんは週の半分を 1人で過ごしていました かおさんは舞台の全国公園のため週の前半 は札幌で過ごし後半は各地の公園に出向き ます 公園への参加は斎藤さんが背中を押しまし た まあい怒るやめるるっていう降りるとまで 言ったからうん いやそれは絶対ダメだって言って 3 ヶ月も合わないこととか平気であったしでもねなんかこんな感情になると思ってなかったな何なんだろうね いやこんなにもね 自分の心の中 のなんか突っかえ棒なのか こんなにも必要としてたんだ 4月かさんの凱旋です 札幌公園は4日間5 ステージが行われました いいこと教えてあげるいつかつかって言ってるとね うん 死ぬまでそんな日はやってこないからこれは覚えといた方がいいわつかって思った日がその日なのね かさんの舞台を見届けた 3日後斎藤さんが倒れました うんね かかなり状況はねよろしくないです ちょっと今えっと命が危ない状況に差しかかってきてるっていうことに変わりないのでまそれはちょっと覚悟していただきたいうん もう1回たいな うん 1回帰れない うんと状況次第です まゴールデンウィーク開けたね私が私が戻ってから うん かおさんの公演が終わる 1 月後の隊員を目指すことになりましたまた来てもいいですか?大丈夫まだ撮影してても大丈夫ですか うん大丈夫 了解最後まで取れ うん最後まで釣ってもらいたいなと思ってて ね そのドキュメンタルなかったんじゃないか な またカメラ持ってくるからしたら ありがとうございますすぐまたか 5 月全国ツアーが終わりかさんは斎藤さんと共に自宅に戻りました ブレーキ外してバックん今外してよバック あすごい咲いてる うんしだれあししれ しれちゃんね車前よいしょ はい行こう ただ体調が良くなっていくことはありませんでしたあ行ける 近くの介護施設に入っている母親のり子さんです 時々見舞訪れます したんだけど 毎日ちょっとずつ いんなことができなくした日はある うん だけど背骨に転してるのび暮らしていた 神経にどんどん悪さをして そんな中 あれと思ってどんどんしれてったの うん毎日足からどっから動かなくなってて 早いです 1ヶ月とかだったんじゃない 今全く関心動かない両方今や母さんの方が自由だ 介護ベッドで横になる時間が多くなりました はははははって笑った 稽古の様子を録画しモニターに再生しながらの演出です 熊吉のスピードが変わってくるはずなんだよちょっと言ってみ お母さんがピコピコやってんのわかんないって本人は何だって言ってんのよ え他にどんなこと言ったの そうええなんで ええそうそうそうそうそうわかんないって ええ そっかそっかうん うん 今月7日 はい確かにねちょっと苦しいわけよ 息がですか 息がホームページに正式に発表したんだけどえっと 8月のアフタートーク うん 正式に出演しないことだった声が出ない うん この声じゃ北劇場を支配できないうん なんでちょっと稽古が持たないだからダブルキャストって言ってたんだけど念します 各さんにご協力お願いします 8 月の舞台に立つことを諦めていませんでした いつ送ったん 2 日後容大が急芝居仲間や友人らが訪れました 大変だもんねもうね はい半分しかね そして11日未名 止まってるおむ 呼吸止まってる 止まっちゃったかなあゆむ あむさんあゆム 舞台に捧げた障害を閉じました 歳でしたありがとうねあいっぱいありがとうね斎藤さんが退員した 7日2人はこんな話をしていました 俺の演出を受けて札幌で俺の芝居をしてる 時 には見られないものがやっぱり東京のカス の仲間たちとやってる時はあって それがねとってもやっぱりいいんだよね うん すごく彼女のその底抜けの明るさみたいな ものに助けられた芝居がいくつかあるのよ でそれはやっぱり 俺が彼女の芝居ってのが いいなと思ってるってことじゃないか 早そう褒められることはないので そんな風に 思っ てくれていたっていうことも初めて聞いた ので ありがたくは思います それはでも褒めて出てくるもんじゃねえからな ん?あ芝居の時にいいよいいよって言って それでいいんだようん その君の明るさだよって
今月１１日、札幌在住の俳優・斎藤歩さん（60）が亡くなりました。最後の最後まで北海道の演劇の発展に打ち込んだ、その姿を追いました。
斎藤歩さん。札幌在住の俳優、劇作家、演出家です。北海道大学の演劇研究会に入部以来、４０年にわたってテレビや演劇、映画、アニメの声優など、幅広く活躍してきました。
妻の西田薫さんも俳優です。
西田薫さん：「いつも厳しいです。ちゃんと指摘をしてもらえる演出家というのが、札幌では他にいないんですね」。
２０２１年、斎藤さんは尿道にがんが見つかりました。薫さんの支えを受けながら、舞台に立ち続けてきました。
２月、これまで通りにいかないことが増えてきました。月刊誌の連載に穴をあけました。
斎藤歩さん：「体調が悪くて書けなかったの。（休載のお知らせに）１ページも割いてさ。もったいない」。
８月の舞台の初稽古を、３カ月も繰り上げました。斎藤さんが作・演出し、そして出演も予定されいます。しかし…。
斎藤歩さん：「演出する体力がない。今の俺に。今たった２時間ちょいでしょう？申し訳ない」。
斎藤さんは、週の半分を１人で過ごしていました。薫さんは舞台の全国公演のため、週の前半は札幌で過ごし、後半は各地の公演に出向きます。公演への参加は、斎藤さんが背中を押しました。
斎藤歩さん：「あいつ（薫さん）は残る、やめる、降りる、ということまで言ったから。いや、それは絶対駄目だって言って。３カ月も会わないこととか平気であったし。でもね、（薫さんに対して）なんかこんな感情になると思っていなかった。なんなんだろうね。こんなにもね、（妻が）自分の心の中の“つっかえ棒”なのか。こんなにも必要としていたんだ」。
４月、薫さんの凱旋です。札幌公演は、４日間５ステージが行われました。薫さんの舞台を見届けた３日後、斎藤さんが倒れました。
北海道がんセンター・丸山覚統括診療部長：「かなり状況はね、よろしくないです。今、命が危ない状況に差し掛かってきているということに変わりないので、それはちょっと覚悟していただきたい」。
斎藤さん：「もう１回、家にいたいな。１回（家に）帰れない？」
丸山覚統括診療部長：「状況次第です」。
薫さん：「ゴールデンウィーク明けだね。私が（公演から）戻ってから」。
薫さんの公演が終わるまでのひと月を、病院で過ごすことになりました。
記者：「また来てもいいですか？」
斎藤さん：「大丈夫」。
記者：「まだ撮影していても大丈夫ですか？」
斎藤さん：「いいよ。最期まで撮れ。最期まで撮ってもらいたいなと思っていて。そんなドキュメンタリー、なかったんじゃないかな」。
記者：「またカメラ持って来るから。すぐまた来るから」。
５月、全国ツアーが終わり、薫さんは斎藤さんと共に自宅に戻りました。ただ、体調が良くなっていくことはありませんでした。
近くの介護施設に入っている、母親の斎藤紀子さん（84）です。時々、見舞いに訪れます。
斎藤歩さん：「毎日ちょっとずつ、いろんなことができなくてなっていく。退院した日は歩いていた。だけど、背骨に転移している部分が神経にどんどん悪さをして。あれ？って思ったら、どんどんしびれていった。毎日、足からどっかで動かなくなっていって。今、全く下半身が動かない、両方。今や母さんの方が自由だ」。
介護ベッドで、横になる時間が多くなりました。稽古の様子を録画し、モニターに再生しながらの演出です。
今月７日。
斎藤歩さん：「確かにね。ちょっと苦しいわけよ、息が。ホームページに、正式には発表したんだけれど。８月のアフタートーク。正式に出演しないことで発表した。声が出ない。この声じゃ、北八劇場を支配できない。稽古がもたない。ダブルキャストって言っていたんだけれど、断念します」。
８月の舞台に立つことを諦めていませんでした。２日後、容体が急変。芝居仲間や友人らが訪れました。
そして、１１日未明。
薫さん：「止まっている？歩。呼吸止まっている？止まっちゃったかな？歩」。
舞台にささげた生涯を閉じました。６０歳でした。
薫さん：「ありがとうね。歩、いっぱいありがとうね」。
斎藤さんが退院した５月７日、２人はこんな話をしていました。
斎藤歩さん：「（薫さんが）俺の演出を受けて、札幌で俺の芝居をしてるときには見られないものが、やっぱり東京のかつての仲間たちでやっている時はあって。それがね、とってもやっぱりいいんだよね。すごく彼女の、その底抜けの明るさみたいなものに助けられた芝居がいくつかあるのよ。それはやっぱり、俺が彼女の芝居っていうのが、いいなと思っているところではないか」。
薫さん：「そうそう褒められることはないので、そんなふうに思ってくれていたっていうことも、初めて聞いたので。ありがたく思います」。
斎藤歩さん：「それ、でも褒めて出てくるもんじゃねえからな」。
薫さん：「芝居の時に？いいよ、いいよって言われて？」
斎藤歩さん：「それでいいんだよ。それ君の明るさだよ」。
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