フジテレビ連続ドラマ「最後の鑑定人」で主演を務める藤木直人と共演の白石麻衣
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俳優の藤木直人(52)がフジテレビの連続ドラマ「最後の鑑定人」(7月9日スタート、水曜後10・00)に主演する。同局ドラマでは2004年4月期の「愛し君へ」で菅野美穂(47)とダブル主演したことがあるが、単独主演は初めて。今年はデビュー30周年のタイミングで「節目の年に、主演を任せていただけることはとても感慨深い」と喜んでいる。これで全民放キー局の作品で単独主演を果たすことになる。
岩井圭也氏の同名小説が原作。元々勤務していた科学捜査研究所(科捜研)のエースで自ら鑑定所を営む主人公(藤木)が、卓越した鑑定技術を用いて難事件などを解決していく物語。その相棒で物おじしない“変人”研究員を女優の白石麻衣(32)が演じる。
科捜研と言えば、女優の沢口靖子(59)主演で1999年10月から続くテレビ朝日「科捜研の女」シリーズでおなじみ。同作と同様に、今作も科学捜査を通じて事件の謎を解き明かしていく様子が見どころとなる。フジ関係者は「『最後の鑑定人』もシリーズ化されるような人気作になれば」と期待している。
藤木自身も早大の理工学部出身という理系男子。過去に医師や大学教授役などを演じてきた。「理系人間としては、科学を使って事件を解決していくというストーリーはとても興味深い。ささいな科学的事実から謎をひもといていく爽快さを味わっていただきたい」と呼びかけている。
撮影は今月スタートしたばかり。初共演となる白石については「演技も確かで頼もし過ぎるので、全部お任せしたいくらいです」と全幅の信頼。白石も「一生懸命藤木さんの背中を追いかけていきたい。撮影を通じて藤木さんの素の部分を知っていけたら」と話している。 (吉澤 塁)
○…藤木は1995年公開の映画「花より男子」でデビュー。端正な顔立ちで一躍脚光を浴びた。その後多くの作品に出演し、NHK連続テレビ小説「あすか」(99年)でヒロインの相手役やフジ月9「ラブ・レボリューション」(01年)の政治記者役などでブレーク。03年にTBS「高校教師」で民放連ドラ初主演した。二枚目だけでなく、日本テレビ「ギャルサー」(06年)のカウボーイのようなコメディータッチな役柄も務めてきた。
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