映画「宝島」の沖縄プレミアに参加した(左から)広瀬すず、妻夫木聡、大友啓史監督
Photo By スポニチ

 俳優の妻夫木聡(44)が7、8の両日、主演映画「宝島」(監督大友啓史、9月19日公開)の全国キャラバンを舞台となった沖縄からスタートさせた。

 米国統治下の沖縄で、米軍から奪った物資を住民に分け与えた「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちが生き抜いた壮絶な20年を描く物語。妻夫木は「皆さんにじかに届けたい」と宣伝アンバサダーに就任。7日に共演の広瀬すず(26)、大友監督と共に那覇市内でのプレミアに参加した。

 コロナ禍などで2度の撮影延期を乗り越えてのお披露目だけに、舞台あいさつでは感慨深げな表情。何度も声を詰まらせながら「この映画を通して過去を描くことは、未来への問いかけだと思いました。今を生きる僕たちは、未来を生きる子供たちのために何を託せるのかをいま一度考える時だと思います」と訴えた。上映後には340人の観客全員にアンバサダーの名刺を直接手渡した。

 8日は那覇市立那覇中学校を訪れ、映画を見た生徒たちと交流。さまざまな感想や質問を受け「僕たちは先人たちの思いを受けて精いっぱい生きていかなくてはいけない。これからどう生きるべきなのかを考えていくきっかけになるような映画になったらうれしい」と諭した。

続きを表示

Leave A Reply
Exit mobile version