いつもシンクロナスをご覧いただきありがとうございます。シンクロ通信日曜日担当の望月です。

 少し前ですがMCUの新しいヒーローチーム誕生の映画『サンダーボルツ*』を観てきました。

 不気味さや荒々しさなど怖さがある一方で、登場人物の掛け合いがコミカルな素敵な映画で、加えてMCUの物語を進めるという点でも外せない物語だと感じました。そしてなにより初登場からずっとかっこいいバッキ―が今作でも健在です。

 一方映画レビューを読むと、2000年代後半~2010年後半にアイアンマンやソーを観てきた人を十分に満足させる映画とはいかなかったみたいです。たしかにMCU王道の派手な正義感や、派手なアクションがたくさん観れる映画ではなかったという印象です。

 ヒーロー映画の魅力の一つはいろいろな意味での派手さだと思うので、ネガティブなレビューも仕方がないかなと思います。

 ただ個人的には本映画の派手ではない部分が面白かったです。

 孫悟空やルフィーのような「強い人の強さ」、アイアンマンのような「強い人の弱さ」など、これまで様々なヒーロー像をみてきましたが、今回のサンダーボルツは「弱い人の弱さ」が救いになるという新しいヒーローの形が提示されたと思いました(「弱い」といっても常人ではないですが)。 「弱さの克服」ではなく「弱いまま」でヒーローだったというのが新鮮で、特に『ブラック・ウィドウ』から登場したエレーナ&アレクセイ親子の「弱さ」は魅力たっぷりです。

 性格的に弱いまま進むことに躊躇してばかりですが、それでもできることがあると思える映画でした。

 2026年公開『Avengers: Doomsday』の公式動画で公表されているように、今後のMCUにも『サンダーボルツ*』の登場人物の出演が予告されているので、引き続き彼らのヒーロー活動を追っていきたいと思います。

 さて(多少強引ですが)ヒーローといえば、『歴史ノ部屋』では「戦国最強武将」上杉謙信、「戦国の不死鳥」小田氏治、「フランスの英雄」ジャンヌ・ダルクら、歴史上のヒーローの実像に迫るコンテンツを配信してきました。

 史料を根拠にした分析によって、偉人の一人としてだけでなく、その時代を生きた一人の人間の「強さと弱さ」がよりリアルに感じられると思います。テキスト連載と動画・音声解説など多様な形で歴史を伝えています。是非ご購読ください。

乃至政彦


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