デジタルFW取材:「ランバン(LANVIN)」は、貴族の邸宅を改築した5つ星ホテルのシャングリ・ラ ホテル パリ(Shangri-La Hotel Paris)が舞台。リッチな若者たちが集まって、買ってきた服を着て見せ合ったり、踊ったりといった楽しげな雰囲気。使われていた曲もラッパーのイヴ(Eve)をフィーチャリングしたグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)の「Rich Girl」でした。

夢見る少年のような世界観の印象が強かったブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)ですが、今シーズンは大きくクリエイションをシフトしたように感じました。

アフターコロナの開放された世界を楽観的に描いたそうで、突き抜けていましたね。第1次世界大戦後の1920年代や第2次世界大戦後の40年代はファッションが一気に華やいだし、コロナ後はファビラスな世界が戻ってくるのかも。ただ、こんな風に“ガンガン消費する”価値観が2020年代に戻ってくるのかは疑問。

「ランバン」は中国企業の傘下にあるし、ブランドの戦略としては中国の若い新興富裕層にフォーカスを当てているのかな。これほどバブリーなムードをリアルに体現できるのは中国くらいだと思う。創業デザイナーであるジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)と娘のマルグリットをモチーフにしたロゴが効果的でしたね。

映像とルックは @wwd_jp のプロフィールのリンクから

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