デジタルFW取材:「シャネル(CHANEL)」のショーといえばグラン・パレ。ですが、1月に披露されたオートクチュールのショー映像の舞台となった後、大規模な改装工事に入ってしまいました。今回はどんなロケーションになるのかな〜と思っていたら、映像はパリ左岸をモデルが歩くモノクロのシーンからスタート。そして、ショーの会場となる老舗クラブのカステルへと入っていきます。

ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)はコントラストを作ることが好きだそうで、「ボリュームのある冬のアイテムに求めたのは、あえて コンパクトな空間。今の時代のせいかもしれないけれど、より温かみや活気を感じられる何かが欲しかった」と語っています。

左岸のシーンの音楽はダイアナ・ロス(Diana Ross)が歌う、ちょっと切ない映画「マホガニー」のテーソング。背景に映るカフェはクローズされていてロックダウンが続くパリの街を見るようでそこも切ない。その中に堂々たる「シャネル」のモデルたちが登場して、街にエネルギーを注入していました。

服は“ザ・パリジェンヌ”。ツイードのコートにフェイクファーのブーツ、白い襟とカフスつきのメンズシャツ、レトロなスキーリゾート風スタイル。大胆に露出する素肌と重ねづけするアクセサリーも印象的です。どこかレトロなのは70年代のイメージに着想を得ているからですね。モデルが自分たちで着替えたり、メイクアップをしたりするシーンも、かつてのショーではそうだったから、だそう。映画のワンシーンを見るようでした。

映像とルックは @wwd_jp のプロフィールのリンクから

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