東コレ取材:パリコレは終了しましたが、「 アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」 もその直後に映像でコレクションを発表。モデルがタクシーでショー会場に向かうところから始まるドキュメンタリー風の作品で、舞台状のランウエイの両サイドでフォトグラファーたちが待ち構えるファッションショーのシーンは懐かしさを感じる設定。
 
ファッションショーに強い思い入れがあるアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は、「映像は90年代のファッションショーへのトリビュート。そのクレイジーさやエネルギー、喜びを再現したかった」と話していました。当時の華やかなショーは、彼がデザイナーになる大きなきっかけになったそうです。
 
パワーショルダーのジャケットやコートを軸としたセットアップも90年代的です。ともすればただの郷愁に陥る設定ですがちゃんとおしゃれに仕上がっていたのはさすが。

ファッションショーはファッションビジネスのシステムの一部だけど、効率や効果だけではその存在意義は語れません。結局は「ショーで見せたいデザイナーとそれを見てその感動を伝えたい観客」の熱狂があったからこんなに長く続いてきたのだと改めて思いました。
 
コロナ禍の取材で多くのデザイナーや業界人が口にするのは、リアルなショーには“魔法(Magic)”があるということ。人が関わり合うことによって生まれる熱気や一体感、緊張感、想定外のアクシデントなどが合わさることが、ショーに魔法をかけると言います。結果、それが観客たちの心を揺さぶるんですよね。

映像とルックは @wwd_jp のプロフィールのリンクから

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