公開日時 2025年05月25日 05:00


洗練された演奏で観客を魅了した台湾彰化県立児童弦楽団=5月17日、沖縄市民小劇場あしびなー

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琉球新報朝刊

 【沖縄】沖縄・台湾児童交流音楽会が17日、沖縄市民小劇場あしびなーであり、台湾彰化県立児童弦楽団が洗練された演奏を披露した。
 交流音楽会は主催のまちづくりNPOコザまち社中の関係者が10年前、県内の音楽イベントに台湾から来沖したイベントプロデューサーの周恭平さん(54)と意気投合して始まった。以来、台湾各地の児童楽団が毎年沖縄を訪れ、主に沖縄市で交流会を開催している。
 台湾中部・台中市に隣接する古都、彰化県からの来沖。同県内の小学校から選抜された児童25人で編成し、同県の教育局長が引率した。
 児童弦楽団は台湾でも人気の沖縄の楽曲「島唄」「涙そうそう」を含め、モーツァルトの小夜曲、台湾民謡の計6曲を演奏し、大きな拍手を受けた。
 交流出演では沖縄市ジュニア合唱団が「手のひらを太陽に」「ドレミの歌」など数曲でさわやかなハーモニーを紡いだ。弦楽団との共演では「童(わらび)神(がみ)」を美しい演奏と歌声で披露し会場を魅了した。唄者のChakiさんがゲスト出演した。
 また中の町こども会エイサーの約20人が軽快な演舞で会場を盛り上げ、終演後に弦楽団の児童がエイサーを体験した。
 弦楽団は16日には市内の島袋小の給食時間に交流会を開いた。(岸本健通信員)

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