カンヌ国際映画祭に、華やかすぎるというものはない。私たちはレッドカーペットを飾るオートクチュールピースやカスタムルックといった壮麗なファッションに目を向けがちだが、ジュエリーはルックに命を吹き込み、さらに特別なものへと昇華させる上で、重要な役割を果たすものだ。

そして今年も、目を見張るようなジュエリーが至る所で登場した。オープニングセレモニーに出席したベラ・ハディッドはサンローラン(SAINT LAURENT)のドレスに身を包み、100カラット近いエメラルドが目を引くショパール(CHOPARD)のピアスを耳もとで揺らした。カラフルなストーンを取り入れたのは彼女だけではない。イザベル・ユペールはバレンシアガ(BALENCIAGA)のデニムジャンプスーツに特大のエメラルドをあしらったブローチを、サルマ・ハエックはブシュロン(BOUCHERON)の巨大なトルマリンペンダントを身につけた。一方、エイサップ・ロッキーはダイヤモンドを散りばめたゴールドのグリルにルビーのブローチを合わせ、スマートなテーラードルックに華やかに仕上げた。

もちろん、オールドハリウッドを想起させるクラシックなジュエリーの人気が衰えることはなく、ロージー・ハンティントン・ホワイトリーはティファニー(TIFFANY & CO.)のダイヤモンドネックレスを、レナート・ラインスヴェはピンクのペプラムドレスにルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のハイジュエリーを選んでいた。以下では、今年のレッドカーペットでセレブが纏った、まばゆい輝きを放つ至高のジュエリーに注目してみよう。

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