1980/ドラマ★《裸の大将☆放浪記》第1話゛☆【芦屋雁之助・原田美枝子】
[音楽] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] おら。あ。 [音楽] ゴゴゴゴゴゴなこ おら。まてこなち男だら。 [音楽] [拍手] 僕は逃げるのはうまいからな。 [拍手] [拍手] 綺麗だな 。この川はな、何ていう川かな ?あ、あんた目が見えないのか?うん。 目が見えないのに何を打てるのかな? 記者を待ってるんです。 記者。 お父さんが千地から帰ってくるの。 え、つ帰ってくるんだな。 分からない。 分からないから。待ってんのかな? 毎日ここへ来て待っているの? うん。あんたの名前は何て言うんだ? 山田松子 だから。 まつ子ちゃんって言うのかな?目が見えないっていうのはかわいそうだな。 5 つの時に病気にかかって見えなくなったんです。 [音楽] 5つの時に。そうか。 おじさんは誰なの? 僕は山下して清って言うんだな。 何をしてる人?うん。ルルンペンかな? ルンペン? これじゃ腹の足しにならないな。 殻が減った時にはのうち行って食べるもの もらって食うんだ。さよなら。 [音楽] [音楽] [拍手] あ [音楽] おい、おめ何見てるだ? ああ。はい。 こ、ここは飯やかな?お、食べるものをください。なんだ逆かな。遠慮することはねえ。中入れ。おい、おゆ、お客さんだよ。 いらっしゃい。 これはなんの昆立てだ。肉ご飯もないですよ。 でも平太さんたちはどんぶり飯食べてるな。 様ま、 俺たちが米の飯を食っちゃいかんとでもえいのか。なんだそのざは。 体の割に奥のやつだな。 それにしてもお前ええ体をしておるの。 ああ、 この非常時にブクブクてるやつは被告だぞ。 被告。 まあいいだろう。こんなところで油ってんの見つかっちゃいけねえ。 うん。行くか。うん。 ジまた頼むぞ。 どきゃ。 スケべ。何が紅葉用だよ。道ばっかり食ってるくせに。 軍人さんたちもだらけてきたね。 あの軍人さんたちはね、両係かりでね、まあくねてきちゃうで煮たきさせて腹いっぱい食べてそれから紅葉に出かけてくですよ。 うん。あ、ああいう兵隊さんがいると日本は戦争に負ける。バカなこと言うんじゃねえ。外に聞こえたら憲にかれるだろ。 お客さん何上がるです? あはい。僕はルンペンなのでお金がないので食べられるものは何でも結構ですから食べさせてください。 ルンペンなんだおめは物もいだよ。 はい。僕は東京市の浅草から出てきました。お母さんもお父さんも早く死んでしまって僕は 3 つの時から辛い辛い毎日を過ごしてきました。 ああ3つの時から お母さんが死ぬ時に清よしはお母さんが死んだら行って使ってもらいなさいと言いました。 お腹が空いたらお結びでももらってよそのうちで食べなさいって言いました。 ああ、かわいそうに。もう小さい時から苦労したんだね。はい。はい。僕は学校も行ってないんで、頭弱いし体も弱いんですが言われたことは何でも鍵日向なたなく一生懸命やりますから使ってください。終わり。皆さん [音楽] や年はいくつだよ。 あ、はい。16歳です。16 歳。そんなバカな。 え、バカは年を取らないってみんなが言っていました。あんたも年を取らないな。 バカじゃないもんねえ。お前さんねえ。いずら使ってあげよう。 剣よ。こんなどこの馬の骨か分からねえものを。そう簡単に雇うわけに行かねえぞ。 僕は馬の骨じゃありません。 そんなこと言われなくたって分かってな ねえ。 ちょうど人手が足りなくて困ってたところだしねえ。ほら、あの台所の下働きに使ってあげよう。 おい。はい。真面目に働くだぞ。 はい。うん。真面目に働きます。 あんたかわいそうに。朝から何も食べてないだね。 はい。何も食べていません。 今腹いっぱい食べるにしてあげるから。 あは。はい。 う、 お代わり。 え、あんたこれで3倍目だよ。 うん。 おい、いい加減にしろよ。おめはい相ろ老ろなんだぞ。相ろってなどういうことかな?こるぞ。 旦那んアホに腹を立てたところでの連れに腕押しですよ。 アホに向かってアホっていうのはよっぽどのアホだな。な んだってすいません。ないよ。 おはるさん1本取られたじゃん。 全く口の減らない男だよ。どうしてあの子のお父さんは戦士したのかな?ああ、ガラスゼ屋のげさだ。大将だったのかな。 [音楽] [拍手] あほう。ガゼ屋のげ原さはなんで大将だ?ただの二兵だ。 はい。不審議だな。 [音楽] [拍手] あ、 どうして大将や元は死なないのかな。いつも死ぬのは二兵だな。で、二兵っていうのは将棋のこまで言うと不なのかな。で、数が多いから戦する数も多いのかな?ねえこと言ってねえ。さ、行くぞ。 [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] あ、あの子は1人かな?ああ、お袋もい ねえし、1人ぼちになっちまったな 。1人ぼっちか [音楽] 。あ、よっしゃ。おい、おい。あの、 こんなんでいや。 ああ、あ、おい、スだろ。ちょっと待、またか。よし、よし。 [音楽] 何してあ、足の早いやつどこ行てくら?ちょ、 何?お待たせしました。たいや気 [音楽] をつけるんだな。いや、なんだ貴ら。 鉄にぶら下がって。 うん。線路の上は歩いてると1 番の近道だし道に迷うことがありません。 なるほどね。そりま通りだわね。 つまんねえことに感染するんじゃね。よし、尋問に入る。いか名前は 山下清だ。 山下清な。 年は16歳だな。16 歳。お前嘘ついとだろ? そう見えんか。 言葉を縮しめ。はははい。住所。 僕は東京市浅草から出てきました。両親は早く死んでしまって僕は 3 つの時から辛い辛い毎日を過ごしてきました。お腹が空いたらよそのうちで食べさせていただきました。終わり。 勝手に終わっちゃいかん。 はい。はい。お前はフロージか。 いえ、僕はルンペンです。ルン。 うん。よし、じゃあ警察するよ。さ、これだから。 うん。うん。これはうん。 これなんだ? それは開けない方がいいと思うな。 怪しもんか?これはいい。 なんだこれは? 歯磨き粉だな。早く、早く。うわあ。 こ、なんだこら。 鉛筆にクレオン。うん。これはガチオか。お前なかなか風流な乞食だな。絵心あんのか?絵心があるんだな、これが。 うん。学校は 僕はルだから学校は行ってません。終わり。 まだ終わっとら。はい。 なかなかうやもんだな。 はい。なかなかうまいもんだ。 うん。 八田学園ズ学級山下清しまった。 ほら貴様本課にの申し立てをしたら これ矢ってのは確か特集じゃなかったのか。 はいはいはい。ああ、知恵な。 ほよし。駐場所に戻って確認を取ってみる。てないでの道。 [音楽] はい。 八田学園のまみやです。 山下がオタクの生徒に間違ありませんな。いやいや、ここにはいませんがでも挙動不審で取り調べる。取り調べる。 [音楽] [拍手] [音楽] 誰?うん。僕だな。線路であった。 ああ。 お腹空いたろ握り飯を持ってきたんかな。白米の握り飯だからた食べるというな。とっても美味しいよ。あ、行くか。指感じじゃ。うん。いいんだ。あんた目が見えないんだから。僕の指が見えなくても当たり前だから。自分で持って食べなさい。 あ、慌てて食べない方がいいな。 おじさん、なぜ私にこんなことを? うん。1 人ぼっちでは腹してるだろうと思ってかわいそうだろうと思って。うん。 そういうことだな。 ありがとう。 はい。お、お、お、水。 あんたまつ子ちゃんって言うんだな。 うん。おじさんの年は30ぐらい。 うん。いや、まつ子ちゃんとあまり違わないと思うな。 [音楽] 嘘。どうして嘘だと思うのかな? 私の頭のずっと上の方から声が聞こえてくるもん。 うん。うん。 じゃあここうすればいいかな。 おじさんはいつからルンペンしてるの? うん。僕はずっと昔からルンペンしてるんだ。 [音楽] じゃあいろんなとこ歩いたでしょ? うん。うん。ところ歩いたな。 青森のりんゴはとてもうまかったな。仙台の景色はとても美しかった。九州の長崎では坂が多くて僕は滑って転んで尻持ちをついたな。 [音楽] うん。もっと話しておじさん。 うん。うん。おじさんというのはおかしいな。いや、やっぱりお兄さんだな。 [音楽] うん。お兄さん。うん。うん。それがいい な。ま、僕はほ母房母を歩いていろんな 景色を見てで、それを僕は自分の絵にする んだな。うん 。お茶畑でゴローンと横になって空を 見上げると空は真っさでとっても美しいん だ。 じっと空を見ているとなんだかどんどん どんどんこう底がないみたいで吸い込まれ ていくような気がするんだな。タバコの煙 のような雲があってそれからふかしパンの ような雲があるんだな 。遠くの鉄橋をじっと見ているとまるで お母さんの串を立てたように見えるんだ。 見える?うん。 見えるようだわ。お兄ちゃんの描いた絵が。 [音楽] まつこちゃんには僕の絵が見えるんだな。 うん。 空の色、雲の色、茶畑の色、鉄教の色、いろんな光を散りばめたように画用しっいっぱいに色が光っ。そうでしょう。そういう絵でしょ。お兄ちゃんの絵って。 [音楽] うん。そうだ。僕のそうなんだな。まつ子ちゃんには僕の絵が見えるんだな。 [音楽] うん。見えるんだな。 [音楽] 私から足立ち上がって。 どうした?あのねえ。 おい、こいつは泥棒だぞ。 え、泥棒?ああ。あ、 有べ長の飯をこっそり盗みや。 いや、僕は盗んだんじゃありません。だべたんです。 この野郎。舐めやがって。 舐めちゃいません。いくら舐めようと思ってもそこまで下は届きません。ちし言わしまる。 あの飯はなり飯にして昼までに軍隊届けなきゃならねえだ。 え、数が足りなくなったらどうするだ? え、どうするだよ。 これは聞き捨てならんな。米粒ぶ1 つでも盗みは盗みだ。よし、盗さ来い。 いや、あの、僕は牢屋に入れられるんですから。 いいから来い。僕は牢屋は嫌いだな。 うるさいな、お前。白、 ごめんなさい。ち来い。こ 先生。まみ先生。 八田クエルの共主任のまみやです。あ、この度は山下のことでご迷惑おかけたしました。山下君随分探したんだよ。 6 ヶ月も小祖がつめなかったんでお母さんと一緒に心配してたんだよ。 お母さん おふはもうと特くに病気で死んだって言ってましたも 消しからん。貴さついとったのか。面々もいつあっとったのか。お前は すいません。16歳というのも嘘でした。 ますます消しからんな。 貴様から悪そうだ。 いや、皆さん大原立ちはごもですが、山下は決して悪意を持って皆さんを騙そうとしたのではありません。山下が天外孤独の身の上を予年齢を偽って皆さんの道場を引こうとするのはこれは生活の知恵なんです。山下には小さい頃から放浪壁がありました。これその放浪壁そのものが山下の人生と言ってもいいかもしれません。 その長い法浪生活の末に身につけた知恵が世間の道場を引くための嘘だったんです。いや、いずれにしてもこの旅は私の監督届きのために皆さんに山下のことで大変ご迷惑をおかけいたしました。学園責任者として深く深くお詫び申し上げます。 いや先生な盗は窃盗ですぞ。 一から取りさせてもらんとなさ来。 私が全責任を持ちます。 山下の身柄私が預かります。 [音楽] 先生。うん。僕はやっぱり病院に入れられるのですか? [音楽] いや、学園に戻るんだよ。 僕は学園を逃げ出してから学園には戻れないんじゃないのかな? 大丈夫。先生を信じなさい。それに君はまだ徴平検査を受けていないからね。僕は兵隊に行くんですか? [音楽] 検査を受けるのは国民の義務だよ。 先生。 僕は戦争は嫌だな。兵隊になるの嫌なんだな。 いや、とにかく帰ろね。上りの列車が来る時間だよ。 いや、隊に行くと僕はきっと二兵だな。で、二兵っていうのはすぐ戦士するんだな。で、死んじゃったらあの子には会えなくなるし、やっぱりあの子にさようならを言った方がいいかな。 あの子、 お兄ちゃん行ってしまうの?戦争に行ってしまうの? うん。 僕は頭は悪いけれどがなのできっと兵隊に取られると思うんだな。 そんな戦争に行ったら死んじゃうわ。お父ちゃんみたいに死んじゃう。 [音楽] 先生、この子はまつ子ちゃんと言ってこのうちに 1 人でいるんです。だから一緒に八田学園連れて行ってやってください。いや、お願いします。 ここの子は目が見えないんです。とってもかわいそうな子なんです。だから学園一緒に連れて行ってやってください。 いや、山下君の気持ちは分かるんだがね。あ、施設が違うんだよ。そのうちには目の見えない人のための設備がないんだ。分からんかもしれんが、この子のためには帰って不幸になるかもしれんのだよ。 僕にはよくわかりません。 者に遅れるから [音楽] 。よし、分かった。この子のことは先生が 責任を持とう 。学園に戻ってこの子が入学できて幸せに なれる学園を見つけて駐在のあの中川さん に連絡をする。それならいいだろう。 じゃあ幸せになれるんだな。まつかちゃんきっと幸せになれるんだ。だからくじけてはいけないんだな。 [音楽] また会おうな。 さようなら。うん。 そうだ。僕の顔を覚えとくんだな。ほれ。ここ。これが目で。ここ。これが鼻で。 [音楽] これが口だな。まるでアンパンのような顔 だな。安のよう [音楽] [拍手] な一郎はい野崎はい 山下足りんな来た。山崎者おらんのか。 はいはいはい。お釈遅いぞ。早くやれ。 はいはい。なんだ僕は川行っていました。 なんだ貴様じゃか。 いや、僕は腹が痛いんです。 腹が痛いだから複通とるんだよ。 頭の痛いのは頭痛で腹の痛の複通っていうのかな。 青気をつけ。 [拍手] なんだ貴様んどるな。ちゃんと立て。ちゃんと。おいおいおいちゃんと立て。ほら。わ慎重。 うん。 この非常時にこんなブクブク太る裏て逆だ。こ ほらお気 膝をもたまっすぐせるか。まっすぐ50 寸。56すカれちはこれで測りません。 止まれ。18巻800巻800。はい。 次脅威胸だ。 こっちもこ3弱人5部3弱5部いいか じゃ。今度は第2検差を迎えはい。 終わってるな。それ行け。ほら どっちですか?前だ。 山下清し。あはは。はい。 右目から行こう。 あ、これ左目を抑えるんだ。 いいかな?よく見えません。 バブロ。そういう見方をするんじゃないんだ。したし。そう。お疲け。開けちゃいかん。開けちゃ。 [音楽] はい。はい。はい。これはなんだ?はい。分かりません。分からないと。はい。はい。これはええ。分かりません。これはどっちもいいかな?え?分からないな。 わからん。はい。はい。はい。ちょっと書いてみよう。左に何をやってんじゃ。何を?新とせ。 あ、これはえ、読めません。俺はそれも分かりません。 もうちょっと前でか?そこの線までではお分からないな。大きく開け、大きく。うわ、誰が口開けろと言った? いや、目を大きくすると口も大きくなります。 連貴様。 あ、はい。これがか、これ。あ、それはこういうの滝のりだな。 これがこういうの滝のりか上向いてこ登ってるんだな。それはあは理屈に大な。このこっち向いてんのなんだ? それはメダカさんが学校へ行くんじゃないかな。 これは学校行くのか?メダカさんが。 はい。はい。はい。 おお。勉強になんなの?これはなんだ? それち小さいから。それそれは大フラさんじゃないかな? これボフラちゃんか。はいはい。はい。 これは何だ? それはあクジじゃないかな。 大きいから。 ほお。理解に苦しむな。やました。 はい。 貴様はどうもにこういうお魚とかこういうひがとかったらちょっと無理らしいから漢感じ行ってみようか。これ分かるか?えい。よく読めません。 読めない。これは 分かりません。 これは敵のことを言う。敵兵隊。 これはこれはこれこれこれ分かりません。これはそれは女という友字だな。山下はい。前然前上陸とかいろんな感じが分からんで。なんで女という感じが分かるんじゃ。い、それはお風呂屋さんでその字の書いてある方に入っちゃいけないって言われました。 お風呂屋さんか。はいはいはい。 誰に言われたんじゃ? おじさんに言われました。 おじさんに入ったことあるのか?貴様。 あ、ありません。山さん。 はい。貴様小学校出てんのか? 僕は小学5 年生しか行きませんでした。それでお母さんが八田学園に行きなさいというので僕は八田学園に行っていました。終わりやました。はい。はい。貴様学園だったのか。あはは。はい。ました。 残念ながら不合格じゃ。 不合格というなってどういうことですか? 気をつけ。 天皇陛下の石としてお国のために役立たんということだ。 せ、天皇陛下の石士っていうのは何のことですか?気をつけ。天皇陛下の赤ん坊ということだ。 僕は天皇陛下の赤官ん坊じゃありません。お父さんとお母さんの赤ん坊です。 たましたな。皮服を着用して帰宅してよろしい。帰っていいんですか?帰っていい。あ、ありがとうございました。これから漢字をよく勉強すよ。 あ、はい。漢字を掴んでな。 あ、はい。はい。やました。あ、はい。 それ持ってかくれ。 これ物資が不足してんじゃ。 うん。土産に欲しいな。 うん。何使いたいんだ? え?うん。味噌汁飲むやから。 ああ、ちょっとな。目のあれが入ってるからな。 よいしょ。はいはいはい。気をつけてな。 [音楽] シューターゲちゃらねえか。 [音楽] [拍手] 昭和20年に日本は戦争に負けたので僕は アメリカ軍に殺されるのではないかと思っ ていましたがそうではなかったのでほっと しました。 僕のお母さんとまみや先生と約束したので 一生懸命に絵の勉強を始めました。その うち世間の人たちの間で面白い絵だとか 変わった絵だとかいう評判が立ち 始め新聞は僕を天才だと言いました。天才 というのは兵隊のくらいで言うと大将 ぐらいだと言われて驚いてしまった [音楽] 。 さて、今日の移植法団は放浪の天才画家日本のご歩と呼ばれ全国に清ブームを巻き起こした山下清画をスタジオにお招きして色々とお話を伺うことにいたしましょう。 早速ですが先生の絵は大変な売礼行きだそうですがあの絵が売れるということを先生はどうお考えになりますか? はあはい。 それは、え、A を買う人がいるから売れるんであって、え、売る人があっても、買う人がないと売れないのであって、やっぱりそれは買う人に聞いた方がいいと思うな。 いや、これは1 本参りました。え、まさにお説の通りです。君 先生が止まってる。 先生、今年おい屈になられましたか?はい。 それは僕が今日まで生きてきたその年でしょうか。 お疲れ様でございました。 あ、お母さん ひよし大変なんだよ。まみや先生が 先生が 既得なんだよ。 既得。 [音楽] 先生、まみ、先生、 先生死んじゃいかんな。先生が死んじゃ僕はもう縁がかけなくなるし、やっぱり先生は死んじゃいかんな。 やました。これからは1 人でやっていくんだぞ。 君はこれからも絵を描き続けるんだ。何百、何千枚。今までのように裸の心を失わずに嗅ぐんだぞ。 裸の心。 裸の心を失わずに描かけば大将のくらいの絵がかける。君は裸の大将だ。 僕は裸の大将。 [音楽] 先生、先生、先生、先生、 先生ご中です。嘘だ、嘘だ、嘘だな。 [音楽] [拍手] [音楽] 先生、先生はもう死んじゃったのか?本当に死んじゃったのか?僕の声が聞こえないところへ行っちゃったのか?バ鹿だ。バカだ。先生は僕よりずっとずっとバ鹿だな。 [音楽] [音楽] [音楽] 先生 は僕がお前さんに連れられて行こうとした 時 に一生懸命手を広げて僕をかってくれたん だ 。だから先生が天国に行く時には僕がかっ てあげなければいけなかった。切り紙から かってあげなければいけなかったんだ。だ けど僕はかってあげられなかったんだ。 僕はかってあげられなかった。 え、あ、なんだよね。ちょっと確かこの辺だったんだがな。 ああ、 軍道っていう食堂があったんだがな。あり、おめは山下。いやいや、山下。 ああ、旦那さんか。 [笑い] おい、ばあさん。ばあさん。おい、山下さんが。 いやいやいや、山下川が来た。戻ってこられたぞ。へえ。 やだ。懐かしいな。 [音楽] いや、ま、こんにちは。お、そうだよ。記念に絵を 2、3 名書いてもらうで。敷し書買ってくれや。ばさん。 はい。 おさん、ちょ、ちょっと待ってください。僕はこの松つこちゃんのこと聞きたいんだがな。 まつこちゃん。 うん。ガラスのげさんの娘さんだ。僕は松子ちゃんに会いたいんだがな。 はい。よし。 中さん、中、ほら、ほら、あの山下さんが戻ってきた。山下さ、 ほらほら、山下。 あれ? 先生、これお久しぶりですな。先生、ほれ、おさん、ここで取り調べたあの中川じさん。 あ、僕を牢屋に連れてこうとしてい、あの、昔のことはええじゃないですか。いや、あの、時代は変わったんです。え、 あ、先生、あの、記念に、あの、ちょっと絵を 2、3枚書いていただけませんか? 僕は絵は書かないんで。 注文の絵は書かない。 いや、そんなこと知らずにね。 そんなに言うとまたトンネルに逃げ込もうかな。 いや、だ、切りに 先生名前だけでも1つこ先生飯は1つ。 僕は払うん。 いや、すいませんな。 おい、早く敷し買ってこいよ。そう。 いやあ、ご立先お [拍手] どなたでしょうか? [拍手] [音楽] さん。 うん。あ、アンパのような顔だな。覚えててくれたんだな。 [拍手] 山下さんがなぜこんなところに? 僕は君に会いに来たんだ。 私に? うん。僕の絵を見てもらいたいんだ。 私は目が いや、君には見えるんだ。僕の絵画分かるのはもう、あ、あんただけなんだ。 [拍手] [拍手] [音楽] 展示新聞で山下さんがよう一生懸命やってらっしゃることを知って、その純粋な心が私を勇気づけてくれたんです。 僕も同じだな。 え、 まつこちゃんに見てもらおうと思って一生懸命絵を張ったんだ。見てください。ほ、ほら、ここ。ここ、これが線路だな。で、ずっとここ、ここ。これが海だな。 海。 うん。じゃあこれは船。 う、そう。船だ。 [音楽] 船の上に人が4人乗ってる。うん。4 人乗ってるな。中の1 人は騎士に向かって手て手を振ってるだろ。 見えるわ。海が輝いてる。キラキラ輝いてる。 [音楽] [拍手] [音楽] あんた泣いてんのか?か悲しいのかな? [音楽] [拍手] いえ、悲しいんじゃないんです。嬉しいんです。 [音楽] うん。嬉しい時にも涙が出るんだな。 [音楽] 記者が来るわ。 記者が来るな。 早く行かないと。展覧会があるんでしょ? 僕は行っても行かなくてもいいんだ。 待ってる人に迷惑かけちゃいけないわ。 さ、早 うん。 [音楽] じゃ、元気でな。さようなら。 [音楽] さようなら。ありがとう。 さようなら。 さよなら。山下さん、私も、私も一生懸命生きていきます。くじけずに生きていきます。さよなら。さようなら。 [音楽] [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] [音楽] H [音楽] [拍手] [音楽] 濡れますよ。 あ、網はどっちから晴れるとかな。 それの方から晴れてきますよ。 西1枚。 西どこまで行くんですか? あ、雨の病んでる駅までな。 [音楽] ここで足りるかなあ [音楽]

5件のコメント
😂昭和ドラマ❤
昭和ドラマでも名作ドラマですよ
😊昭和の時代❤素敵💕
✨名作ドラマですね!
初期は時代を実際の山下清と合わせていたんですね。ドラマ後半は現代の時代設定になっていますが。
山下清が僕の心に40年くらい生きている。