ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.16 08:08

家族法人会社の資金を横領して仮想通貨(コイン)に投資した容疑で起訴された女優ファン・ジョンウムさんが「未熟な判断だった」と言って謝った。

ファンさんは15日、所属事務所Y.ONE(ワイワン)エンターテインメントを通じて「恥ずかしいことで多くの方々にご心配をおかけして申し訳ない」と明らかにした。

ファンさんは「自分の芸能活動のために芸能企画会社を設立して運営してきた」とし「この企画会社は私が100%出資している会社で、私以外に他の芸能人は所属したことはなく、すべての収益は私の活動から出ている」と説明した。

続いて「会社を大きくしたいという気持ちがあったところに2021年ごろに周囲の人からコインへの投資を通じて会社資金を増やしてみてはどうかという勧誘を受け、あまりよく知らないコイン投資に飛び込むことになった」とし「会社名義の資金だったが私の活動で稼いだ収益だったので未熟な判断をしたようだ」と話した。

ファンさんは「コイン投資によって損失を出すことはあったが、会社の株は100%私が保有していて他の所属芸能人もおらず担保を確保している銀行等以外は他の債権者もなく、第三者に被害を及ぼしていない点がまだ幸いだと考える」とした。

続いて「会社との誤った取引関係を正そうと現在他の所属事務所に身を置き、上の会社との取引関係をきれいに整理している」とし「個人資産を処分して会社から仮支給金という形で引き出した資金の相当部分を返済し、一部未弁済金を清算するための手続きを進めている」と付け加えた。

これに先立ってファンさんはこの日済州(チェジュ)地方法院(地裁)刑事第2部(イム・ジェナム部長判事)の審理で行われた特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(横領)容疑の公判で公告事実を全面的に認めた。

ファンさんは2022年ごろ、自身が株を100%所有している家族法人会社の資金43億4000万ウォン(約4億5150万円)余りを横領した容疑がもたれている。ファンさんはこのうち42億ウォンを仮想通貨に投資したという。

裁判でファンさん側の弁護人は「被告人は会社を成長させようとする意図でコインに投資した」とし「法人が直接コインを保有することができなかったために一時的に本人名義で投資をして今回の事件につながった」と主張した。

また「企画会社の収益の大部分は被告人の芸能活動によって発生したもので、究極的には被告人に帰属する事情もある」とし「コインを売却し、一部被害額を返済し、残りの金額も保有中の不動産を売却して返済する予定である点を参酌してほしい」とした。

ファンさん側は被害弁済のために期日続行を要請し、裁判部はこれを受け入れた。ファンさんに対する2回目の公判は8月中に開かれる予定だ。

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