NHKの稲葉延雄会長
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 NHKの稲葉延雄会長(74)が21日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、初期の肺がんを公表した。4月の上旬の人間ドックにおいて判明したという。

 会見冒頭、「個人的なご報告になりますが、実は先日、人間ドックを受けた際に極めて初期の肺がんが見つかりました」と報告。「ちょっと驚かれるかもしれませんけれども、主治医のほうからはずいぶん小さいもので、しっかりと治療すれば現在の会長職の業務を続けていく体に戻れますよと聞いて安心いたしました。それを聞いて私自身も治療を勧めながら、今まで通りの会長職も進めていきたい」と話した。

 「治療にあたって、しばらくの間、抗がん剤を使うということにもなりまして、見た目がちょっと変わるかもしれない」とも。とはいえ「先ほど申し上げた通り、早期発見だったということで、十分、回復が見込めるということで、あまり過度に心配なさらないようにお願いしたいと思います」とした。

 「今回、このような形で公にお伝えするのは少し迷いもありました」としつつも、「説明責任を果たすことを信条としていたので、自分の健康状態についてもきちんとご報告するべきだと思い、こうしてお話させていただきました」と公表の理由を明かした。

 治療のスケジュールとしては「最終的なスケジュールがまだ出てない」とし、26日に決まる見込み。まずは抗がん剤治療を約2ヶ月ほど行い、その後、手術の範囲を確定して「夏休み明けぐらいには今の業務に完全に復帰できる」とした。

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