テレ東ほかで、本宮泰風と山口祥行がダブル主演を務める水ドラ25「日本統一 東京編」(水曜深夜1:00)が、7月2日からスタートすることが分かった。
「日本統一」は、シリーズ累計60作を超える大ヒット任侠シリーズで、2013年8月25日にスタート。現在では、動画配信サイトで新作が配信されるたびに常にランキング上位に入る人気作品となっている。不良少年だった氷室蓮司(本宮)と田村悠人(山口)が、日本最大の任侠団体・侠和会の若頭と本部長になり、「弱きを助け、強きを挫(くじ)く」をテーマに、日本極道界の頂点を目指すサクセスストーリーだ。
レギュラーシリーズ以外にも、度々、映画化・地上波連続ドラマ化されてきた本作。映画は「劇場版 山崎一門~日本統一~」(2022年)、「氷室蓮司」(24年)に続き、今年6月6日には山口が主演を務める「田村悠人」の公開が控えている。
地上波では、第1弾「北海道編」(22年)が北海道文化放送で、第2弾「関東編」(23年)が日本テレビで放送。続く第3弾となる今回は、テレ東系で放送される「東京編」。日本最大の任侠団体“侠和会”、昨今闇バイトグループとして大きな社会問題となっている“トクリュウ”、街を守る“警察”の三者によるクライムサスペンスエンターテインメントが繰り広げられる。
「東京編」に出演するのは、主演の本宮&山口を筆頭に、舘昌美、北代高士、勝矢、中澤達也、本田広登、川﨑健太、喜矢武豊といった侠和会レギュラー陣が揃う。このほか、中島(舘昌美)の舎弟・小津薫役で、人気ゲームシリーズ「龍が如く」のメインキャラクターなど声優としても活躍する中谷一博が「日本統一外伝 中島組 四国暴力金脈」に続いて再登場する。
「東京編」がテレ東で放送されることになり、12年にわたって氷室を演じている本宮は、「いろいろなテレビ局を渡り歩いている作品は皆無だと思っているので、素直にうれしかったです。実は、初めて地上波が決定した時からこのような構想(妄想?)を抱いていました。夢は『地上波統一』です!」と番組のタイトルにかけた野望を明かす。
そんな東京編で印象的なエピソードを聞くと、“借金取り”について語り始めた本宮。「“借金取り”の役を監督とガンエフェクトの方にやってもらいたいなとふと思い実際にお二人に演じていただきました。借金取りに来たところで、氷室と田村にボコボコにされるという役なので、いたずら心もあってその2人を指名しました」と長く続くシリーズならではの“遊び心”があったよう。「現場ではカット割りもほとんど僕と山口で決めて、アクションも僕たちで勝手につけて…。ボコボコにされて血だらけになるのですが、そこが見どころかもしれないですね。殴られて正座させられているのは監督なんですよっていう。そのシーンは、僕と山口でかなり丁寧に撮ったので、注目していただきたいです」と、監督やスタッフが体を張ったシーンを絶賛した。
また、本宮は、今回の放送で特筆すべき点として女性キャストの存在を挙げた。「『日本統一』ではメインになる役どころを女性が務めることはほとんどありませんでした。しかし今回は、女性キャストを日本統一ファミリーに迎え、日本統一の世界観をさらに広げていただきました。地上波ということでさまざまな規制はありましたが、それを武器に変えることができるのもこの作品の魅力です。新しい日本統一をお楽しみください」と、新たな挑戦に挑んだ作品の見どころをアピールした。
相棒の田村を演じる山口も、「1回目の地上波ドラマ化の時はすごくびっくりしたのですが、2回目の時は局が変わったのでまた違う驚きがありました。そして今回で3回目。サプライズ的なびっくりよりも、『日本統一』というタイトルを、いろんな放送局が愛してくれているんだなという、どちらかというとその感動の方が強かったです」と、三局目となる地上波放送に誇りを持つ。「しかも今回は、地上波ドラマだけでなく、劇場版もリンクしてやろうという企画なので、さらにレベルアップしていると、そこにも驚きと感動がありました」と、自身が主演を務める映画版との強力タッグに自信を見せる。
山口にとっての印象的な場面は、喜屋武の“ある事件”。「山崎一門の翁長照邦役で出演している喜矢武豊が撮影中に2回も衣装の“ケツ”を破りました。アクションシーンだったのですが、アクションをする前にもう破れていました。闇バイトチームのアジトに乗り込む時もケツが破れていて、おかしくて…。とても印象的でしたね」と撮影を思い出してほほ笑む。
そんな笑いがあったというが、物語はハード。「今社会問題となっている『闇バイト』についても描いていて、アウトローな人間たちが警察とも接触しつつ、解決に向かっていくのが見どころだと思います。現実的にはありえないような部分もありますが、そこはファンタジーとして、肩の力を抜いて見てもらえたらうれしいですね」と、ハードながら人間味あふれる物語であることを伝えてくれた。
人気シリーズ「日本統一」を迎え入れることとなったテレビ東京の藤山晃太郎プロデューサーは、「初めて本宮さんにお会いした日から、『日本統一』と『テレビ東京』がかけ合わさることでどのような化学反応が起こるのかを何度も話し合い、少しずつ形にしていきました。多くの方々のご尽力もあり、今の時代にはなかなか出合うことのできない唯一無二のテレビドラマにできたと思います」とその経緯を語る。また「東京編」ならではの醍醐味(だいごみ)を「氷室たち侠和会のメンバーが作り出す世界観にオリジナルのゲストが加わり、『任侠』『トクリュウ』『警察』という癖の強い三つどもえによって進んでいく本作をぜひご覧いただけたらうれしいです」と語り、さらに「6月6日には映画『田村悠人』が全国公開されます。映画とドラマをどちらもご覧いただくことで更に楽しんでいただけると思います! まだ『日本統一』を見たことがない方、この夏がチャンスです!」とアピールした。
さまざまな期待が膨らむ「日本統一 東京編」、放送決定の情報解禁に合わせ、メインビジュアルを公開。普段はコワモテな氷室と田村が見せる、二人のバディ感を感じさせるラフな笑顔が印象的だ。
さらに、地上波放送に先立ち、6月11日深夜0時からU-NEXTで「日本統一 東京編」ノーカット版の全話独占先行レンタル配信がスタート。放送では泣く泣くカットしたシーンも含めた完全版を放送前にイッキ見することができるとあって、ファンには見逃せない。
あらすじ
とある深夜、覆面三人組が高級住宅街の一軒家に留守を見計らって侵入。ところが、金目のものを盗もうと物色しているところに、旅行で家を空けていたはずの夫婦が帰ってくる。慌てた強盗団は大通りに停めた車に向かって逃走。そんな彼らの近くを一台の車が通りかかる。乗っていたのは若頭・氷室蓮司(本宮)、本部長・田村悠人(山口)ら日本最大の任侠団体「侠和会」の面々。氷室と田村は、マスクをはぎ取りながら走り去る怪しげな3人を車から飛び降り猛追跡。車に乗り込んだ2人は逃がしてしまうが、取り残された1人を拘束する。その人物は、ごく普通の見た目の若者だった。その人物いわく、3人は今日が初対面だといい、意図せず闇バイトに巻き込まれたようだ。「間違いねえ、トクリュウだ」。敵がトクリュウだと悟り、壊滅すべく動き出す氷室と田村。新たな戦いが今始まろうとしていた。
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