Prime Video(アマプラ)によるケヴィン・ベーコン主演の新作ドラマ『ボンズマン ~悪霊ハンター~』が、シーズン1で打ち切りとなることが分かった。米Deadlineが報じている。
地獄の賞金稼ぎ、シーズン2へ更新ならず。早すぎる終焉
ケヴィン・ベーコン(『CITY ON A HILL/罪におぼれた街』)が演じる主人公ハブ・ハロランは、地獄から使命を受けた賞金稼ぎ。現世に逃げ込んだ悪霊や悪魔を追い、再び地獄へ送り返すという過酷な任務を担っている。
設定だけを聞くとダークでシリアスなストーリーに思えるが、実際の『ボンズマン』はアッシュ(『死霊のはらわた』シリーズ)を彷彿とさせるユーモアと、カントリーミュージックへの愛がちりばめられた軽快な作品であった。
評価は上々でも視聴の勢い続かず
『ボンズマン ~悪霊ハンター~』は全8話(各話約30分)で構成され、今年4月3日に一挙配信がスタート。ショーランナーはエリック・オレソン(『ARROW/アロー』『カーニバル・ロウ』)、製作はBlumhouse Television、クリエイターにはグレインジャー・デヴィッド(『The Chair(原題)』)。ケヴィン自身も製作総指揮として参加していた。
配信直後は順調な滑り出しを見せ、ニールセンのストリーミング・ランキング(オリジナル部門)で初週に9位入り。視聴時間は5億6300万分を記録した。しかし、2週目にはランキングから姿を消しており、長期的な視聴の伸びにはつながらなかった。ただし、Prime Video内のトップ10リストでは健闘を見せ、打ち切りが報じられた時点でアメリカ国内の5位にランクインしていた。
また、Rotten Tomatoesでは平均スコア83パーセントと好評価を獲得していたものの、SNS上で大きな話題を呼ぶには至らなかったことが影響したと見られる。
ケヴィンにとっても久々のドラマ主演として注目を集めた本作。斬新な世界観とジャンルミックスの魅力を備えていただけに、シーズン1限りの終了は残念である。今後、別プラットフォームでの継続やスピンオフといった展開があるかは未定。視聴者としては、幻となった“地獄の賞金稼ぎ”の続きを望まずにはいられないだろう。
『ボンズマン:悪霊ハンター』はPrime Video(アマプラ)で独占配信中。(海外ドラマNAVI)