5月16日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら3日続落し、前日比1.79円安の3万7753.72円で取引を終えた。米国市場のハイテク株安に加え、為替が1ドル=145円台と円高方向に振れたこともあり、一時は下げ幅200円超に達する場面があったものの、次第に下げ幅を縮小した。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は68銘柄(71%)、下落は24銘柄(25%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

中で、ブシロード<7803>が3日ぶりに大幅反発し、ストップ高まで買われた。ブシロードは、前日5月15日に大幅な増収増益となる第3四半期決算を発表したことに加え、2025年6月通期の連結業績予想の上方修正を発表したことが市場から素直に評価されたようだ。

また、サイバーエージェント<4751>も5日ぶりに大幅反発し、年初来高値を更新した。サイバーエージェントは、前日5月15日に発表した第2四半期決算の良好な内容と、子会社アプリボットとバンダイナムコエンターテインメントの共同タイトル『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』への期待感が買いにつながったもよう。

ほか、決算関連ではアルファポリス<9467>が一時ストップ高まで買われ、カヤック<3904>やmonoAI<5240>なども高い。

KADOKAWA<9468>やサンリオ<8136>なども高い。

半面、決算関連ではKLab<3656>や壽屋(コトブキヤ)<7809>、ビーグリー<3981>などが売られた。KLabは、要員の適正化を図るため、100名程度の希望退職者の募集を行うリストラ施策を発表したことも市場の心理に影を落としているようだ。

そのほか、enish<3667>やコロプラ<3668>がさえず、ソニーグループ<6758>は続落した。

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