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Pierpaolo Piccioli.

Photo: Nigel Shafran, Vogue, April 2019

ピエールパオロ・ピッチョーリが、バレンシアガ(BALENCIAGA)のクリエイティブ・ディレクターに就任することが正式発表された。親会社ケリングが明かしたもので、2025年3月にデムナがグッチ(GUCCI)のアーティスティック・ディレクターに就任して以来、業界の注目が集まっていたポジションに、ついに新たな才能が加わる。

就任は2025年7月10日。デムナによる最後のクチュールショー直後にあたるが、ピッチョーリはそれ以前から次なるコレクションに向けて動き出すと見られている。彼の手がける最初のバレンシアガ・コレクションは、2025年10月のパリ・ファッションウィーク(2026年春夏シーズン)で発表予定だ。

経営陣も刷新が進むバレンシアガでは、2025年1月にジャンフランコ・ジャンアンジェリがCEOに就任。「彼の創造的ビジョンは、クリストバル・バレンシアガの遺産を見事に解釈してくれるでしょう。豊かなヘリテージ、大胆なクリエイティビティ、そして強いカルチャーを土台に、新たな未来を築いていきたい」と語っている。

2025年10月には、ピッチョーリの初陣とともに、マチュー・ブレイジーによるシャネル(CHANEL)、デュラン・ランティンクによるジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)、そしてデムナによるグッチといった、新体制によるデビューコレクションが一堂に会する。ファッション界にとって記念碑的なシーズンになることは間違いない。

「準備はできています。たっぷり休養したので、今はスタートする準備が整いました」とピッチョーリ。新たな章の幕開けに、期待が高まる。

Text: NICOLE PHELPS and LAURE GUILBAULT  Adaptation: Saori Yoshida
From: VOGUE BUSINESS

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