大胆な変身を遂げるにふさわしい場所があるとすれば、それはニューヨークのメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートが毎年開催するメットガラだ。テーマに沿って考え抜かれたステートメントファッションは言わずもがなだが、それを引き立てるヘアとメイクアップの存在も忘れてはならない。実際、ヘアメイクがスターのルックを新境地へと導いた例は数えきれないほどある。

「Punk: Chaos to Couture(パンク:カオスからクチュールまで)」をテーマに掲げた2013年のマイリー・サイラスやジャニュアリー・ジョーンズから、2018年「Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination(ファッションとカトリックの想像力)」のゼンデイヤ、そして昨年の「Karl Lagerfeld: A Line of Beauty(カール・ラガーフェルド: 美の系譜)」のフローレンス・ピューやドージャ・キャットまで、ほかのレッドカーペットのそれとは一線を画す、ベスト・ビューティー・トランスフォーメーションを振り返ってみよう。

Leave A Reply