東村アキコさん(提供写真)
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 漫画家の東村アキコ氏(49)が18日、ABEMA「日曜The NIGHT アキコとオサムが一夜限りの緊急生放送」(後9・00)に生出演し、16日に公開初日を迎えた映画「かくかくしかじか」(監督関和亮)に出演する女優・永野芽郁(25)について語った。

 永野と大泉洋がダブル主演を務める同作は、東村氏の実体験を元にした自身の原作漫画を実写化。東村をモデルにした女子高校生・林明子を演じたのが、永野だった。東村氏は映画の脚本、監修も務めた。

 永野は4月24日発売の週刊文春に俳優・田中圭と韓国人俳優とのダブル不倫疑惑を報じられ、渦中の人だが、撮影現場ではプロフェッショナルを貫く様子に、東村氏も感心したことを明かした。

 絵を描く試験のシーンでは、東村氏が直接、永野に所作指導をしたという。「“こうやって書いて、こうやって書いて”って、早いわけね。受験のやつって、バーってやんなきゃいけなくて」。ところが、永野はその指導をスポンジのように吸収していったようで、「普通の子だと“ええ!?”ってなると思うんだけど、芽郁ちゃんは本当に私の手が乗り移ったように、バーって書いて」と驚きを口にした。

 作品は永野と大泉洋とのダブル主演。カメラの前に立つ時間も、せりふも圧倒的に多いという。東村氏は「もちろん芽郁ちゃんが主役だから、シーンもほとんど芽郁ちゃんだし、せりふの量が凄いのも分かる。しかも方言でしょう?宮崎弁で、しかも分かりやすい言葉でもないし、物凄い、かなりのボリュームだった」と振り返った。

 驚きだったのは、永野の演技の精度だという。「2カ月追って、芽郁ちゃんは1回もNGがなかったんですよ。“ガラスの仮面の北島マヤがここにいる!”と思って。“マヤがいる!”みたいな。かまないし、そもそも。“せりふ忘れちゃった、もう1回”みたいなのもなかったから、ホントに魔法を見てるみたいというか」と絶賛していた。

 大量のせりふも頭にインプットしていたようで、「直前に台本を見てる感じもないよね。あれは覚えてるわけ?全部、前の日に。だから不思議でした」と説明。「天才だなと思いました」と称賛を惜しまなかった。

 報道によって作品が予想外の形でクローズアップされた形になったが、東村氏は「作品の力で、いろんなことをみんなが忘れて映画を見られている感じがXから見られて良かった」と安堵を口にしていた。

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