5月15日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比372円62銭安の3万7755円51銭でこの日の取引を終えた。短期間で上昇してきたこともあって利益確定の売りに押された。為替の円高も重しになったとのこと。

 

【主要指数】
・日経225: 37,755.51(-372.62)
・TOPIX: 2,738.96(-24.33)
・ドル/円: 145.75(-1.02)
・ダウ: 42,051.06(-89.37)
・ナスダック: 19,146.81(+136.72)
・SOX: 4,960.74(-372.62)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は49銘柄(51%)、下落は43銘柄(45%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

個別銘柄では、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が8日続伸。前日5月14日に2025年3月期決算を発表するとともに、9月30日現在の株主に対する1対3株の株式分割を実施すると発表したことが市場の関心を集めているもようだ。なお、野村證券がレーティング「ニュートラル」の継続として、目標株価を6120円から7800円に引き上げたとの観測が出ている。

 

カプコン<9697>が6日ぶりに反発。岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を4000円から4800円に引き上げたことが株価の下支えとなっているようだ。

 

同じくレーティング関連では、任天堂<7974>が続落。岡三証券が同社株のレーティング「強気」の継続としつつ、目標株価を1万3000円から1万6100円に引き上げたとの観測が出ている。

 

MIXI<2121>が3日ぶりに反発。前日5月14日に2025年3月期の連結決算を発表するとともに、発行済株式総数の7.01%に当たる475万株、95億円を上限とした自社株買いを実施すると発表したことなどが株価の刺激材料となっているようだ。

 

フリュー<6238>が5日続伸。前日、2025年3月期の決算を発表するとともに、2026年3月期の業績について、営業利益34.0%増の30億円になる見通しと発表したことが好感された。連騰していたこともあり、上値では利益確定の売りが出た模様。

 

enish<3667>やディー・エル・イー<3686>、サイバーステップ<3810>などに買いが入った一方、バンク・オブ・イノベーション<4393>やサン電子<6736>、アクセルマーク<3624>、円谷フィールズホールディングス<2767>の下げがきつい。主力株の値が重くなる中、値動きの軽い銘柄の一角に短期資金が集まり、循環的に物色している可能性もある。

 

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

 

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