レベッカは2023年に『ラジオ・タイムズ』の取材で、トムについて「ハッピーで興奮していてプロフェッショナルな映画スター。優しくて、素晴らしくて、行動力にあふれ、私に信じられないようなチャンスを与えてくれた」と語っている。
ヘイリー・アトウェル(グレース役)
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023)
Photo: ©Paramount/Courtesy Everett Collection
出演作:『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023)、『ファイナル・レコニング』(2025)
ヘイリー・アトウェルは、『デッドレコニング』からIMFの仲間となるスリの達人、グレース役でシリーズに加わった。MCUのペギー・カーター役で知られるヘイリーだが、監督は2013年にロンドンで彼女が出演する舞台を見て以来、彼女の起用を考えていたという。そしてオーディションなしでまず出演が決まり、そこからヘイリーの個性に合わせてグレースのキャラクターが作られていった。ちなみに彼女は、トムと監督の『アウトロー』(2012)のオーディションにも参加していたそうだ。
IMFの任務に巻き込まれたグレースは、洗練されたスパイでもエージェントではないが、スリの技巧は天才的で、頭の回転が速く、度胸満点。イーサンとユーモラスな衝突を繰り返しながら、ここぞというときに機転を利かせて窮地を脱してみせる。『デッド・レコニング』で印象深いのは、ローマのカーチェイスシーン。フィアット500の座席に手錠でつながれた状態で撮影は行われたが、「トムはリラックスさせてくれて、楽しい雰囲気にしてくれた」と語る。