掲載日
2025年5月15日
6月19日（木）午後6時30分（CEST、現地時間）より、ヴェッキオ宮殿の壮麗なサローネ・デイ・チンクエチェントで開催される特別イベントのおかげで、今度のピッティ・ウオモは、アート、ファッション、連帯を結びつける機会にもなります。このイニシアチブは乳がんとの闘いを支援することを目的としており、非営利団体Corri La VitaとデザイナーChiara Boniのコラボレーションによるもの。
キアラ・ボーニ – DR
「私たちは、トップデザイナーのアーカイブから最も象徴的な作品を通して、イタリアファッションのストーリーを伝えたかったのです。ヴィンテージファッションショーは、現代のミレニアル世代が過去のクリエイションに特に惹かれていることから、非常に関連性のあるテーマです。「複雑なプロジェクトでしたが、成功しました。1980年代から今日に至るまで、イタリアファッション界のビッグネームが登場します。プロのモデルではなく、イタリア全土の若い男女が着用します」。
ランウェイを歩くのは、イタリアを代表する一流デザイナーたち：アルマーニ、バレストラ、ベッカリア、カプッチ、カヴァッリ、コヴェリ、フェラガモ、フェレ、フェレッティ、ガッティノニ、グッチ、ジャンソン、キトン、ラウグ、モスキーノ、プッチ、シェルヴィーノ。
サローネ・デイ・チンクエチェント（五百人ホール） – comune.firenze.it
「イタリアにアーカイブがないにもかかわらず、ジャン＝ポール・ゴルチエの作品も入手することができました。「ファッションが環境や社会に与える影響を無視することはできません。ヴィンテージとサーキュラー・エコノミーは、業界の持続不可能な急成長に対する本質的な対応です。ヴィンテージの一着一着は、私たちが守り、讃えなければならない物語や伝統、職人技を伝える宝物です。単に過去の衣類を回収するだけでなく、新しい生命とエネルギーを吹き込むことで、廃棄物を減らし、責任ある資源利用を促進する好循環に貢献するのです”
「デザイナーとして、変化をサポートする素材やコンセプトに取り組むことは、私たちの義務だと確信しています。「サーキュラー・エコノミーは、新しいコレクションを生み出すだけでなく、修理、リサイクル、再利用を基盤としたモデルを支持することによって、私たちに革新をもたらすチャンスを与えてくれます。これは、美しさやエレガンスをあきらめるということではなく、社会的・環境的責任という文脈の中でそれらを再構築するということなのです」。
「未来のファッションは、革新と持続可能性、創造性と意識の融合を可能にするものです。時代を超越したエレガンスを持つVintageは、魂と長期的なビジョンを持つファッション界、つまり地球と未来の世代の両方を尊重するファッション界への第一歩を提案します。”
エレガンスとアイロニーの融合で知られるドゥルシラ・フォアがイベントのホストを務め、それぞれの衣装の背景にあるストーリーを語ります。収益金は、乳がんの予防、治療、心のケアに特化したイタリアを代表するチャリティ活動であるCorri La Vitaを支援します。2003年の設立以来、Corri La Vitaは930万ユーロ以上の寄付金を集め、毎年9月の最終日曜日に54万人以上の参加者を迎え、乳がんに罹患した50万人以上の女性に質の高いケアを提供する手助けをしてきました。
「このような意義深いイベントを、私たちの街のシンボルであるサローネ・デイ・チンクエチェントというユニークな場所で開催できることを大変誇りに思います。キアラ・ボーニのような著名なデザイナーとコラボレーションすることで、イタリアンファッションのエレガンスと健康と予防への真のコミットメントを組み合わせることができます。「コリ・ラ・ヴィータのエレオノーラ・フレスコバルディ社長は、「私たちは、乳がんと闘う女性を常にサポートしてきました。