【日本のドラマ】 向田邦子生誕八十年記念番組 母の贈物 【フルムービー】 Full HD

【日本のドラマ】 向田邦子生誕八十年記念番組 母の贈物 【フルムービー】 Full HD

目の一服食の一服授業をサってきたで1 ぺいて1ぺトして1 匹そんな歌を歌うんじゃないってなんか言ったらわかん やめなさい。あ、ないから前。あの、 [笑い] こんな高いもん本当にいいんですか? いいんです。いいんです。どうせ2 つあってもしょうがないんで使ってください。いつもよくしてくださって。 で、この電気が玉神ブ屋の兄ちゃんにあげるって約束したんで渡してやってくださいます。 いよいよ明日ですね。おめでとうございます。 お姉ちゃんおめでとう。様です。 ありがとうございます。ありがとう。 めぐちゃん旅行のスカートですね。 お友達がみんなチェックになっちゃったからしたらほ [音楽] 涼しいものはない。 出会いのお姉ちゃんバス来たよ。 ああ。で、 [音楽] [音楽] 何やってんの?ごめんなさい。 ごめんなさい。はい。はい。内放送 校内放送。はい。はい。 車線食品に取りください。 それさ、あの人にご知いつ頃なくなったの? 確か息子さんが小学校34年の頃。 それからずっと1人男っけなしや。 そうなのよ。あの通り片なのよ。私も色々探ったんだけどさ、全く男っけなし。 いや、じゃ本当に母1人子1人で そうよ。今日まで立派に育てて大学だったあったわ稲田に行かせたのよ。うちのボンクラ息子とはたお家以外勤務め先だってなんとかいう有名な会社だし。 れがたく パンパンパンパンパンパン パンパンパンパンパンちょっとだけよ。 あんたも好きね。 プレイフ。あ、校長先生だよ [拍手] とこでさ、明日の結婚式あんたいくらつってもの? それいよ。私もさ、あなたに聞きたかった。 同僚だから2000円。 あんたさじゃないのよ。 じゃあ3000円。 悪口言ってなかった。え、2回1 褒められに草され。 違うわよ。明日のお天気の話よね。のりちゃん。 ああ、そう。天気予報ポカポカあったかくて結婚式には最高だってよ。 本当 悪い悪い。もう昼になっちゃうね。何しら朝倉君じゃないと保険所の書類作れないから間に合う。 [音楽] あ、大丈夫です。あのすみません。今日相対させていただきます。 あ、 明日挨拶の方もよろしくお願いします。 あ、なんとかやるよ。 上野駅から歩いてご褒 あの式場ちゃんとやってくれてる。 はい。 全部に紹介していただいてもうすごくわがまま聞いてくれてありがとうございました。あそこ中華だから人数なんか融効くんだよ。 またぶつけてどこ? 弁形の泣きど。 あんたさ、妙に古いこと知ってるよね。はい。はい。じじじゃじんじゃん。あ、ああ、素敵。うん。ま、 [音楽] ちょっとコツぶだけどね。 そこがいいんですよ。行業しくないところが 普通で買ったらさ、これだよ。 先輩、本当にこれでいいんですか? うちのお父ちゃんさ、お前の会社の人からもげても仕方ないって。これで足りました。 ああ、もうありがとうございます。はいよ。 はめてごらんよ。 あ、私じゃないんです。 え、私持ってますからじゃん。 ほら、初開。初公開。 なんでさ、早く見せなかったの?皆さん焼き持ちお焼きになるといけないから。 [笑い] 明日は5 時半だからよろしくね。会社に人揃い以外持ってこなくちゃね。 そうね。 ああ、でっきりあんたのだと思う。 お仕トさん。 ああ、あの女で1つでの就職のばさん。 この10 年働きっぱなしで指輪所じゃなかったから明日の結婚式私ばっかりじゃ悪いもん。 はいはいはいはい。ご苦労さん。ご苦労さん。 お昼ご飯の前にこれ飲んで元気をつけて。紅茶キのこちゃキのこのさ、明日の結婚式なんだけど、あんたの方のご親族って本当に誰も出席しないの? そうよ。だって私父も母も死んじゃっていないし。 い、それにした。ただ親戚の1人は2 人いるでしょ。 遠い親戚ならいるけどそこまでの付き合いは そういうことな。 そういうこと。じゃ、ありがとうございました。 はい。はい。 帰り道気をつけなさいよ。電身場所にぶつかんないようにね。どうもご親切様。 はい。どうも。う、ちょっとそんなもん飲みはしないから捨てちゃう。捨てちゃう。いいですかね?いから捨てちゃう。どうしどうしちゃ。 はい。総務です。 あの、そちらに朝倉君おりますよね。 [音楽] ああ、はい。はい。あきこ、あきこ。あ、すいません。あの、朝倉さんたった今帰りました。 あ、もしもし。 あ、あのね、相対なんです。 私うちのお客さんから聞いたんですけど、どこでもいいからしてての娘さんがいるって。 あ、はいはいはい。あ、すいません。はい。もしもし。 あの子 どこか具合でも悪くなったんですか? あ、いえいえ。あのアパートの片付けにね、明日結婚式だもんですから。 明日。へえ。もしもし。 もしもし。結婚式明日なの? はい。はい。 え、や、あの、どちら様ですか? あき子のおばです。どうも。 あ、もし、 もしもし。1時になりました。 [音楽] [音楽] ごめん。先に来てたんだ。 もう仕事させられちゃってさ。 お昼食べた?うん。 早めに食った。会戻らずこっちへ直行したんだ。 私も急いで食べてさ。お待たせ。 の子。え、 あれ?まだ捕まってないよな?1 個ないじゃない?え? もうさ、読んでないで片付けちゃおう。 あ、明日病院何時? 予約10時。 じゃあさ、あの、ない間に俺来てさ、あの、またトラック頼んどくからさ。 それ そんで、あの、荷物積んどくよ。 ありがとう。 東では、 あ、もしもし。宮崎さんですか? あの、M7の若森です。 あ、本当にすいません。あの、いつも甘いっぱなしで、え、 あの、大体片きました。 はい。 で、あの、最後のやつを、あの、明日運びたいんですが、あの、昼頃軽トラって開いてますでしょうか? ここへしてよ。 あ、ありがとうございます。助かります。 明日朝1番で一ぺに飾っちゃおう。 どこが早かった?どこが遅かったってまた文句来るのやだからさ。 え?あ、あの、その時間僕こっちに来てますから。 あんまり早く飾っちゃうと大り出し街のトラックですか? あ、来てます。はい。荷物してますね。明日は大変ですね。本に すいません。あの、本当に一番忙しい時にはい はい絶対大丈夫だった。 [音楽] これ外していいの?今晩大丈夫? いいの?いいの。ただ寝るだけだから。 あ、そう。 カテは明日外してみんな捨てる。 うん。3じんか。ちょっと腹いてきたな。 冷蔵庫持ってっちゃったし。もう何にもない。 あれ?これパンだろ? あ、だめよ。明日の朝食べるんだから。 だめ。明日、明日ゆっくり見て。 出前でも取る? いや、とんでもない。今夜の晩飯き上げなんだ。ハラスかすわなきゃな。 見る。 お 君から渡してくれよ。うん。正明さん 言い出したのそっちだろ。 お金は半分じゃないの? 君が渡した方がお袋喜ぶって。 そうかな?そうだよ。見せて。 はい。 おお、 足りた。オケー。 あ、そう。いや、大体さ、うちの袋をこんなのはめる指じゃないよ。ガサガサでさ、もう手だけ見たら男だもん。 その手のおかげで正明さん大きくなったんでしょ。 いや、そりそうだけどさ。ま、とにかくこれは君から渡してね。 あ、 その代わりちゃんと挨拶してよ。 挨拶?うん。 ちゃんと手をついて。お母さん長い間ありがとうございましたっての。 俺やんの?そうよ。やだよ。 まさあさん女がね、15 年も未亡人通すってことがどれほど大変か。 いや、分かってるけどさ、何も改まることはないでしょ。 私そういうとこ見たいのよ。 照れ臭いよ。ま、一生にぺんでしょ。 だ、そういうのは霧りみたいにその母親がいないそのなんだイメージとしてね、考えることなんだよね。うん。 だ、本当の親子っていうのはもっとこうね。 はい。どなたですか? 会員保険の集です。 会員保険。すみません。ごめんね。うち入ってませんけど。あ、やだ。あ、お母さんには。 なんだよ。会員保険だなんて。 昔取った秘密かよ。あさお母さん上がって。ありがとう。 学校の方早く片付いたの。何か手伝うことないかと思って。 ああ、だめ。だめ。 この人ね、引っ越したことないから役に立たない。 あ、タのうちですもんね。 お父さんに感謝しなきゃ。 あ、もう構わないで。 はあ。あら、綺麗に住んでたのね。 [音楽] あと台所のファンの周りだけ。本当は悪洗いが一番いいんだけどね。 今時そんなことやるやついないよ。 あーちゃんと手伝ってんの? 心配ゴムよ。手伝っております。 ああ。 ああ、やっぱりこれにしてよかったわね。あ、 明日、 明日美容院できつけてもらうの? はい。あ、1 日前に貸してくださるんですよ。 ああ、 あれ、これは何してるの? これと手っての周り黒くなってるの落としてるんです。 よし。金返してもらう時、あんまり引かれると嫌だから。 えらい。あ、いい。 あ、どうぞ。 あきちゃん。ほら、これがお袋の手。 あ、きさな。 まあちゃん母さんの手どうしたのよ。 うん。ま、いいからいいから。これ今当たすの ダめよ。 あと2人とも何よ。 いや、あの別に やれやれ。何考えてんだか。はあ。なんだかガランとしちゃったわね。そうだ。あこさん。 [音楽] はい。 こんばんは。うちお泊まりよね。わざわざこんな何にもないところへ帰らなくたってさ。 でも何? あ、お嫁さんとむこさんが一緒のおうから出てくなんて感激がなくて嫌ですもの。ああ、そっか。 [音楽] うん。いいじゃないか。これから先ずっとシト目と一緒なんだからさ。 1晩くらい1人で痛いんだよ。もうやだ。 え、ごめんなさい。痛かった。 痛くて痛くてもうちょっとで明日の結婚式おじんだったよも。い はいー ちょだろ。え、 あ、もう じゃき焼きの支度くして待って。あ、あ、あ、お、 あ、大丈夫。なるべく早くね。あ、これ明日いる? あ、いや、使いませんけど。じゃあ私持ってってあげるわ。 あ、いいよ。 明日トラック来るんだからさ。 荷物はなるたけ少ない方がいいから。 すみません。はい。はい。は [音楽] [拍手] [音楽] 頑張ります。わかんない。てくださいよ。 俺たちがなるから。 すいません。あの荷物んで場所開けてもらえますか? あ、 ま、許容はないしさ。通は効かないし。 きちとしてるわ。硬い。 それだよ。うちのお袋ね、あだ名が片ぶけどさ、出きのせべじゃないんだからさ、硬いだけの女なんてどうしようもないんじゃない? なんて言いながら心の中じゃ自慢のお袋なんだから気をつけてよ。 [音楽] [拍手] とにかくね、お母さんとしては最高の人よ。 お袋行ってたよ。今時一緒に住って言ってくれるさんなんて珍しいって。 [音楽] ちょっとこっち向いて。 ちょっと顔 汚れ。 取れた。んうん。うん。はあ。 それは明日違うの。あのさ、あのさ、何? 正明さんにきちんと言わなきゃいけないことがあるの。 今まで何度も言ようと思って 朝倉さんお願いします。 何かしら。朝倉さんはい。 どうもこの旅おめでとうございます。 すいません。失礼します。おいおい。 ちょっと待ってよ。 の家具じゃないか。 え、なんかの間違うよ。 後に入る人なのか。 え、まだ決まてないはずよ。ここへ入る人。 はい。すいません。ちょっと待ってよ。 ちょっとうち頼んでませんけど。 朝倉さんでしょ?朝倉あ子さん。 え、でも頼んだ覚えないわよ。 あちらさんが。 [音楽] お母ちゃん 持って帰ってください。あの、帰って帰って。 あきっこちょっとお前 持って帰ってください。 そんなこと言った。 奥さん、どうなってるんです? あきこ人がせっかくやめてよ。関係ないでしょ。 あきちゃん、この人人違いよ。 私こんな人知らない。 あか、それが母よに対する言草かい? お母さん。 私のお母ちゃんはね、5 年前に死んでるの。 奥さん、どうするんです? すいません。持って帰ってください。 あ、お客さん ごめんなさい。 あの後で何しますから?一応そっちへ何してんだよ。もうりませ。 [音楽] あ、帰るぞ。ほら、とりあえず引き上げ。 よし、よし、よし、よし。はい、はい、気をつけろ、気をつけろ。 お母さんなんだろ? うん。 お化け。お化け。 お化けってことはないだろ。それはね、私だって母親でございって明るうちから大振って来られると思っちゃいないよ。 式が高いと思えばこそこうやってタスされ。 何しに来たのよ。 何しにってね。あんた娘が結婚するって聞きゃおめでとうの 1 つも言いに来て当たり前じゃないか。あら、あのおむこさんまご挨拶が後先になりまして はい。 あら、ま、素敵な方じゃないの?男はやっぱりここからあってもちんちりじゃ出世に触りますもんね。 お務めは?あ、M7工業の営業の方。 あら、それは一流だわ。 あ、いえ、3流ですよ。 いえ、私何度が名前してるんだから一流だわよ。 どうぞ。どうも。お名前は正明さん。 はい。正明です。若森明。あの、味噌1 文字の方のワーです。味噌1文字。 ごめんなさい。ごめんなさい。 私ね、子供の時味噌一文字で聞いた時、お 味噌をお身をつけのあれ考えちゃったのね 。だもんで味噌を一文字でもどうしても 笑っちゃうんですよ。いい年本当にごめん なさいね。笑い出すと止まら なく57571でしょね。女の時作りまし たけどね。え、はみ出すんですよ、自が 。あ、笑った。笑った。 そんなに笑ったの?久しぶりだわ。 恥ずかしくて。 言えなかったのよ。初めてお茶飲んだ時、正明さんお母さんの話したでしょ。お袋は 15 年間ご通して僕を育ててくれたって。私決まり悪くて本当のこと言えなかったの。 何も死んだなんて嘘つくことはないだろ。 結婚すると思えば本当のこと言ってたわよ。 でもまさかうん。私言ようと思ってたの。席だって入れなきゃならないしでもつい言いそびれて それがいけないっていうのよ。通り一っぺのお付き合いならともかく長い人生一緒に暮らそうっていうのに本当のこと言わないなんてそんなお天才ねえよ。 じゃあな何て言うの?うちの母はうちの母は娘を捨てて男と駆け落ちしましたって言うの?あ、きっち なんてあき、あんたまだそんなもん持ってたの [音楽] 父が死んでからしゃぶしゃぶ屋に勤めたの。そこのお客だった人と。 あ、今朝4時半に起きたんだな。 お母ちゃんついた気持ちじゃなかったんだよ。あっちも本気でさ、ゆくゆくはお前も引き通るって。 向こうの奥さん子供の手引っ張ってうちへ来たわよ。お母さんどこ行ったか分からないの。主人を返してちょうだいって。 それはね、話がこじれて、 私あの時参よ。犬や猫みたいにポイとしてられて前晩前晩いた。 この時計のネジ回し て目覚ましかけるたび に布頭からかぶって声殺し て泣けて泣け [音楽] よいしょい。 よいしょ。 [音楽] もう、あの、 ずっと東京にいらしたんですか? 今は王子です。 近いじゃないですか。 私も悪いんですけどね。この子も片地なんですよ。いくらこっちが手紙出しても返事 1つよさないんだから。 第一ね、蒲田のうち飛び出すことはなかったんだよ。 親戚のうちなんですけどね。毎月ちゃんとこの子には生活費送ってたのにさ、何も短やめることはない。 落ちの相手から出たお金で大学なんか行きたくないの。 そう言うけどね。あの人はあんたのことを自分の娘みたいに心配してさ、今度のことだってせめて 1 番いいタンスと姿みを祝ってやってくれって。それあんた返すんだから。 いらないわよ。そんなわけのわからない人からの薄汚いお祝いなんて。 薄汚いってことはないだろ。 何もそんな言い方ない。 私ね、結婚の支度は自分で働いたなお金で。 よしなよ。お母さんに対して。そういう お母さんっていうのはね、あなたのお母さんみたいな人を言うのよ。 いや、うちの袋は特別だよ。あり貧法制を取り越してるだからね。ああいうのを基準にしたかわいそうだよ。お母さんにもこう色々事情があったんじゃないかな。 お金のことじゃないんですよ。私なんざお嫁に来ても世間知らずの姉ちゃんでこの子の父親に頼りっぱなしだったでしょ。急に死なれてみるとなんて言うんでしょうね。 ポカッと穴ぽコが開いたみたいで うん。 なんかこう心細くて太い街の木なんかにこうわっとすがりついて泣きたいような気持ちでね。 うん。なんか分かるような気がするな。 朝木さん。 いや、男っていうのはさ、これ1 人でもやってけんだよ。けど、女ってのはさ、いくつになっても耐える人間が欲しいんじゃないのかな。 随分理解があるのね。 いや、なんていうかさ、うちの袋みたいな着手定規見てるとさ、なんかこうこっちの方が人間的な気がするな。 人のことだからそんなこと言えるのよ。 あれ?今度俺に突っかかるわけ は?ひょっとして飲んでる。 バカなこと言わないでよ。 飲んでるわけないでしょ。 ああ、よかった。安心した。 何のことですか? あ、あきちゃんってあのアルコールに弱くて飲むと変わるんですよ。 あら、どう変わるの? なんかこうメそ泣き出したり、こうちょっと絡んできたり。 余計なこと言わないでよ。 いいじゃないか。俺はね、その君のそういう可愛らしいところに引かれたんだからさ。 へえ。私知らなかった。あんた飲むと。そうなの。 はい。 あの、出会った時も実はそうだったんですよ。あ、 どういう出会いだったの? やめてよ、そんな話。私大嫌い。男の人がそんなこと喋るの。 いちいちうるさいわね。あんた私が聞きたいのよ。だからお願い少し静かにしてて。上野のちっちゃいスナックでした。そこで初めて知り合ったんです。 いつ頃の話?あ、3 年前です。カウンターに女性1 人でこう水割り飲みながら巻いてるんですよ。 シクシク。 へえ。で、後で分かったんですけど、こう会社で色々あったみたいで人間関係とか。 それで声かけたの? あ、いや、声なんかかけられませんよ。こう君悪くて。 お、悪かったわね。君悪くて。 いや、言葉のあだよ。 え、 いいの、いいの?ほっときなさい。それで、 それでってい、 だから、それからどうやって知り合ったかよ。 あ、それからはちょっとそれは 何を? いや、あきちゃん飲めない酒を無理して飲んだものですからね。 は、あれね、集体を演じたのね。 あ、いい。あき、あんた3 ともない真似しちゃったのね。 そんな関係ないでしょ。 何何何?その場でわっと戻したとか。 あ、いいや。店の中ではないんですよ。 ほら。 いや、とにかく外で苦しがってたもんですからほっとけなくて。 あらま、ごめんなさいね。 いや、でもそれがえんでこうして 父親に似たんですよ、この子。 え、 亡くなった父親もね、お酒飲むと人が変わるの。泣き語でメそメそメそメそ。 あ、お茶入れましょうか? お茶なんか入れる必要ないわよ。 そう言わずにさ。 ああ、お茶もなんですけどね。ね。そう。晩御飯一緒に食べませんかねえ。 ご飯食べながら明日のお式の話とか。 あ、せっかくだけど今夜はこちらのお母さんに呼ばれてるの。 そうだったら明日のお式はどこなの?時間は あんたに関係ないでしょ。 あんたってねえ。あき子。あんた母親にあんたってね。正明さん。 ん、 私が初めて正明さんのオタクへ伺った日のこと覚えてる?お母さんに初めて紹介された日? ああ、もちろん。 私あの日本当のこと言うつもりだったの。嘘ついてごめんなさい。私の母は生きてますって。もう何もかも正直にあの時も私急に泣き出したでしょ。 ああ、確かビールと日本酒をチャンポンで飲んでた。 あ、違うな。あの時はお酒飲んで泣いたんじゃないの? え、 まさきさんのお母さんの手作りのぬか漬けが美味しくて。美味しくて美味しくて。これが本当の母親の味なんだって。 私それまで漬け物ってスーパーで売ってる 袋に入った福人漬けとかタ案とかしか知ら なかった ものだからとても言い出せなかったの。 自分の母親のこと なんかちっとも変わってないわね。初詮 自分のことしか考えない人どこまでも 身勝手で子供の気持ちなんか平気で踏み にしまうのよね。ちょっと待ちなさいよ。 なんて私がいつ子供の気持ち踏みにじたっていうの?木の上に立ってみる。親っていう自装書くだろ。 [音楽] [音楽] 子供の帰りが心配 [音楽] で木の上 に立っ [音楽] で みる 。それが親意味よ。 ちょっとぐらい笑ったらどうなの?面白い こと言ったんだからさ 。私だってね、この5年間娘のことを考え なかった日はなかったんだよ。元気にし てるだろうか?風なんか引いてないだろう かってね。 嘘だ。嘘。 じさん、私の誕生日。私風邪引いて寝込んだよね。熱あるから薬買ってくる。すぐ戻るから待ってなさいって。そう言ったよね。忘れた。待てども、待てども帰ってこなかった。それでも私待ち続けた。でも帰ってこなかった。 へえ。 そう、そうなの。 何よ、 あんたさ、そんな昔のことよく覚えてるわね。 覚えてるわよ。忘れるもんですか? だけどね、私ちゃんとあの番帰ってきたんだよ。確か 12時ちょっと過ぎ。分からなかった。 分かるわけないでしょ。 待ちくびれて寝てたわよ。 そうそうだよね。その通りだ。ごめんなさい。あんたの言う通りだ。だめだ。母親だね。お願いだから。もう帰ってよ。 これ以上私に恥かせないで 。こんな親 の娘ですけど至らないところもあると思い ますけどどうぞよろしくお願いいたします 。 体大事にするんだよ。 いいのかよ。 やめにしてもいいのよ。明日の結婚式。あんな母親がいたんじゃ。バカなこと言ってんじゃないよ。もうも本当にいいのかよ。もうこのままでいいのかよ。たった 1 人のお母さんじゃないか。一生してもいいのかよ。 [音楽] お母さん、うちへ行きましょう。みんなで飯食おうじゃないですか。 [音楽] [音楽] いいんですか? もちろんです。お帰り。 [音楽] 遅かったじゃないの ?あきちゃんのお母さん 。お母さん。あ、これの母親でございます 。この度はあき子が末え長くお世話になる ことになりました。 ごめんなさい。死んだなんて嘘ついて [音楽] 色々とさ、事情があるみたいでさ。ちょああ、じゃ、よそさんへ片付いてらっしゃい。 2号ですの。2号。あら、何か。 あ、え、 あ、ただし今はあの美容室を経営しております。 2 号は卒業してなんとか自活しなくちゃとやっと 2 年ほど前からにお店を持ちましてはい。この年になって専門学校に行って資格を取りましたのよ。若い子に混じって恥かきながらやっと。 そうですか。 [音楽] あ、水道さん、すみません。忙しいとこ。大の流しなんだか詰まってるみたいで水が履けないんですよ。元止めないとダめかしらね。今どうしてもお風呂なきゃならないもんで。 じゃあ組み置きしといてください。あの、元線止めてまた開けると赤い水が出るといけないから。 はい。 え、それじゃあ、え、裏から すみません。 あら、目ジャワンじゃん。 プレゼント。ありがとうございます。 ええ、よいしょ。あ、さささ、どうぞ。 どうぞ。 どうぞ。すみません。すいません。 お手伝いしますね。お茶碗と小バちね。 あ、はい。あ、すいません。 どうも。 あ、き子さん悪いけどお風呂に水張っといてくれる。 あ、はい。あ、ジュースいただきますね。 [音楽] あ、だと明日顔も組むと嫌だから。 そうね。お母さんのコップもね。いい感じです。さ、はい。 お、お、 いいね。 はい、はい、はい、はい。よいしょ。 あ、お醤いちょっと足りないんじゃないか知らん。 星お水組み置きしなきゃですよね。私手伝いますね。 ああ、夜間に取れています。はい。はい。はい。 集合。 [音楽] 集合。 はい。はい。この説は水道屋さんだの屋さんだのなかなか来てくれないでしょ。 [音楽] おくさんやっぱり心付けはタ砂漠かなんか。 いえ、別に。はい。 はい。どうも。 お母さんも遠慮せずにすき焼き食べてください。 どうぞ。どうぞ。 いいし。よし。突き焼きとかけて太った女性のダイエットとく。 その心は肉を取るのに命がけ。どうだ? うまい。 行けなかった。 なかなか面白い。え、おかいよ。 [音楽] どうぞどうぞ。行ける口なんでしょ? 人並にく方ですけどね。 隣で個が多かないかを信じんでちゃう。 ああ、あきちゃんもさ、もう気持ちは分かるけど、いい加減水に流してもいいんじゃないかな。 そうよ。せっかくこうやってお祝いに見えてくださってるんじゃないの ねえ。はい。あのさ、どんな親だって親は親なんだからさ。 あ、あの、あ、行ける。 いいんですよ。本当のことですからね。 いや、そりゃさ、あきちゃんも大事な時期 にお母さんいなくてさ、こう寂しかっ たろうさ。うん。けど積極的に迷惑かけ られたわけじゃないんだろ 。おお 。世間にはさあ、こうもっとひどいのが いっぱいいるんだって。え、すみません。 おっちょこちょいだから せか ない。 いや、なんだってさ、お母さんがいなかったら君っても存在しなかったわけだろ。で、そしたら俺たちの結婚もなかったわけでしょ。だからそこんとこだけでも俺はお母さんに俺言いたい気持ちだな。 うん。あの、あ、すいません。 ほら、ほら。ああ、どうも。 どうぞ。どうぞ。 調子のいいこと言って。 どうぞ。 あ、まあ、どうぞ、どうぞ。3 [音楽] 人様の方がよしいわ。だきます。こさん、こんな美人に産んでもらっただけでも感謝しなくちゃ。まあね、あの、顔立ちの方はどうにもなりませんけど、肌だけはね、もう幼稚園の自分から毒千でましたのよ。嫌だ、嫌だ。 甘いジュースはいいよって泣くのを押さえて飲ませてたんですよ。それであきこさん綺麗な肌してらっしゃるんだわ。あ、お風呂。 あ、アフロ止めました。 いや、あの元線止めますからね。 はい。 頭の格好もね、あの、生まれた時ちょっと難々だったもんですから、ここんとこがこうとんがあって、もう柿きの種そっくり。それを私がおっぱい飲ませるたびにこうやって揉んでやってね。 [音楽] 鍵の種は良かったね。 私ね、毒見だの鍵の種だの。 そんなことよかもっと母親。 あきこさん子供を1 人大きくするってのは本当昨日遠くなるような男性ですよね。それはね、途中で道間違えたこっちも悪いんでしょうけど、 1 人で大きくなったような顔してんだから大体この子はね、上が怖いんですよ。 1 人子ですからね。ま、本当は余ったりなんでしょうけど。 ゴジっぱりで ああ、そういうとこあるな。ちょっときついかな。 何がきついのよ。 いや、お母さんに対してもさ、あの、さっきのタンスにしてもさ、 どういう意味? お母さんと縁のある人がだよ。君のこと娘みたいに思ってさ、こう炭水ってくれたんならこう広い気持ちでさ、ありがとうって言って、 受け取れっていうの。 俺だったら受け取るね。 あのね、その人奥さんも子供もい いでもさ、君の親父さんが生きてた頃からの付き合いではないんでしょ? [音楽] 当たり前ですよ。この子の父親死んで4 年私ちゃんとごしました。 ほら、そんなら何も目クジ立てることないじゃない。 正明さんにはわかんないのよ。あ、に詰まっちゃう。 え?ああ、ごめん。 あ、ビールどう? 虹やめたの知ってるでしょ? いいじゃねえか。これ1杯ぐらいさね。 いや、もう すみません。 ほら。あ、ありがとう。 あきこそ召し上がり冷えちゃうわ。この子のきついのは仕方ないんでしょうよ。立年ですから。そっか。あ子さん立年だったわね。 [音楽] うちじゃあこの子が立つで私が牛。もうやられっぱなし。あら、お母さんも牛ですか?あら、そちらのお母さんも牛。 ええ、同い年。え、驚いだ、これ。 え、同じには絶対に見えないな。 若いわ。お母さん5つ。いや、7 つ。下手した。違って見えるよ。 いや、あき子、あんたのおむこさんおせ辞がいいわ。 もういい加減にしなさいよ。 分かったよ。わかった。お母さんに罪はないの?罪があるとすればその美貌だね。 もういい。もうんざれ。 お母さん何?あんたじゃないの? お母さん父さん。え、 私たちのプレゼントです。 母さんに。 うん。いや、彼女さ、お袋が指輪1 つ持ってないって言ったらさ、自分だけ悪いって言うんだよ。 [音楽] じゃあこれ私にああ、 [音楽] この手じゃさ、真珠がなくって言ったんだけどさ、 本当ね。出すのが決まり悪いわね。 え、どうして決まり悪いの? 立派な手じゃないの?ビルの掃除風、保険の集金。それに給食のおばさん。夜は夜で居酒屋の皿洗い。働いて働いて子供育てたなてよ。男の機嫌とっ食べた手よか。 [音楽] 子供捨てたってかの手の方がずっとずっと素敵よ。あきこさん よしなよ。 お母さんはめてみて。まさきさんどうしたのよ。お母さん長い間ありがとうございましたって。ちょっとあ、お邪魔しました。お母さん。 え、あの、お腹を痛めた娘も勘弁してもらえる。きっと式に出させてもらえって。そう考えた私が甘かったんですね。笑ってやってください。 待ってください。せっかくだけどはめる資格ないわね。 お母さん、どうしたんだよ。 私もそっちのお母さんと同じだもの。 10 年前からある人のお世話を受けてたの。 正が就職するまでは毎月お金の援助も え、 やめてよ、お母さん。私たちのこと構わないで。 お気持ちは嬉しいですけど、そこまでおっしゃっちゃいけませんよ。 いいとこあるよって言いたいけどさ、これもうちょっと自分にやったぞ。ついてよ。 お母さんのためにさ、その世話したいっていうさ、物づきな男さ、俺お再戦払っても拝みに行くよ。 水道屋さん、ちょっと、 あ、やっぱりあの缶が詰まってましたよ。でももう大丈夫です。 どうもすいませんでした。おいくらですか? いいんだよ。 い、いいってことはないだろ。 こさん、ここ座ってくださいな。 こさん、お、梅子、なんで急にそんなこと?みんな前で言うことはない。ふみ子。 え、じゃあこの人、 武田浩司さん。 どうも。あの、皆さん初めまして。 お前が曲がりなりにも1人前になってこう やってお嫁さんもらうことができたのは この人のおかげも入ってる。そう思ってさ 、水道の修理に囲もらったの。水道屋さん もいっぱい飲んでってくださいね 。そう言ってあき子さん見てもらって宿泊 あげてもらおうと思って 。 それだけで何もここまで白除するつもりはなかっただけど。 そうだよ。言うんだったら言うって一言さ。いや、もうこの年になっても発かしい時に汗ってのは出るもんなんだね。もう脇の人なんてぐっしりだよ。 もう1ぺさでんじゃないよな。 高校3 年生の時、お前友達と3 人で本屋で万引きしたことあったろ。あの時表沙汰にならないで住んだのはさんが知り合いの刑事さんに頼んでくれたおかげなの。 あん時はまだあの赤の他人だったんだけどね。 あ、それからずっとは私よ。 俺、 お前が夜間かじゃなくて昼間の大学に受けたのもみんなこの人の 言てもらった分は俺何年買っても返すよ。 利息つけた。 あ、また差し場。 あ、まぼ、まボ、水臭いこと言うんじゃないよ。 ま、この野郎 お父さん。あ、この人はね、子供さないのよ。だからお前のことボって自分 なれ慣れし呼び方はよしてくれよ。 さあ、お1つどうぞ。 あ、これ あの私が飛び込んだばっかりに飛んだことになっちまってさ。ど、 すみません。あこさんは謝ることないのよ。でも いや、あ子でちょうどいいんじゃないかな。 あ、そう言ってただけると、ま、これをご縁にどうぞよろしく。 あの表通りを出たところで、 あの竹だって水道やっております。 あ、おタクお子さんには恵まれなかったんですね。他にご家族は いや、尿房に逃げられましてね。 え、 いや、ずっと昔のことですよ。中学校の同窓会とやらに行きそのままで。 それからお1人。 え、ま、気楽ですからね。だから何だって言うんだよ。 あ、まあ、待ってくださいな。 こさん、長い間ありがとうございました。 ちょ、ちょっと行こう。 この子が大学出たらきっ張り別れようって。 そういいしながらついずるずるになってたけどやって息子や嫁の前で恥かもうおしまいだわさそんな ここまでのことにしてくださいなね 、 これ気持ち だけいらないよ、こんなもん。ちゃん 受け取れないよ。そんな気持ちに乗れる もんか。 [音楽] なん か何すんだ?ああ、巻かないと ね、これ止まっちまうんだよ。それがなんだよ。 いや、巻いたらすぐ帰るからさ。余計のせは俺はあんたの顔も見たくないんだよ。もうと出ていてくんないか。 まき、誰に向かってそんな生意きな口聞いてんのよ。 この人はね 、私たちが1番苦しかった時 に助けてくれ た凡人なのよ。時計を止まらしちゃいけ ない。心を込めて虹巻くんだよって 。この人の口癖でね 。ネジ巻きに来てくれたの 。お母さん ほら踏み台のできないから 辛いこと も悲しいこと も時を刻ん で乗り越えていくもん だじゃ お邪魔しました。 [音楽] ラスちゃん、ちゃんいる。 武田さん、すいません。今これなんで? いやいや、この勇者なんとかならないの?変な曲じゃない? ああ、いいよ。自分でやるからさ、さっさと飯食ってきちゃえば。あ、 すいません。武田さんなんか作ります? いや、もうラーメン食ってきたからね。あの店混んでるよね。 あ、じゃあすいません。あの、ちょっとさっと済ましてます。そうね。 冗談じゃないよ。そんなのあるかい。 あ、はと悪くはないのよ。 [音楽] し 西日ニポ丁めてさ、え、この辺でいいの? そうですけど禁煙です。気に入らないとこだな。駅から遠いし、道はごちゃごちゃしてるし、おまけに犬の糞あるしね。そう思いません?あ、すいません。 [音楽] ビールいないの?誰も [拍手] [音楽] 。あ、銀行どうだった?え、お相手誰だ? 何?あのとっちゃん部屋の視店長か?バカ 野郎。だからってお前はそうですか?て 帰ってくるやつがあるか?ガキのお使い じゃないんだぞ。商売ってのはなダメで すって断れてから腕の見せどころなんだよ 。ああ、もういいよ。そういうかさ、あの うちの奥さんから電話ないか?あ、ないか 。はあ。 じゃあ電話来たらな、俺、あの、今スナックに来てるからって。えっと、名前はね、えっと、ちょ、チランケ。これは妙な名前だぜ。え、あ、じゃあし咲いてくれ。おい、ビールどうした?ビールな。 どうぞ。 おタ、このお店のマスター。 ただの客ですよ。 ああ、どうも。う、 禁煙だって言ったでしょ。 は、タバコやめてくださいよ。 おくさん、マッサージはないのに偉そうな口叩くんじゃないよ。新しいぶっちゃって。タバコ吸マスうまいな。個人の自由じゃねえかよ。 ケ地でマッチしてないからこういうことになるんだよ。やる気があちあちておりあさこで ああすいません。 [音楽] この店のマスターね。医者からタバコやめなきゃ死ぬぞって言われても冗談じゃない。そうがすまれが俺の自由だってあんたみたいなこと言う蛇モーカーでね。 そんな男がある時奥さんの一言でピタリと タバコするのをやめちまったんですよ。 だからその奥さんな何て言ったの?1 度でいいから素敵なキスがしてみたい。 え、結婚25 年私がどれだけタバコの匂いが嫌いかあなたって分かってなかったのよねって。だからこの店今禁煙中なんですよ。すいませんでした。 あの、失礼なことばかり申し上げて いやいやいや、そんないいんですよ。ま、ね、頭に来ますよね。犬の糞なんか踏んじゃうと。 あ、匂います。 いやいや、いらっしゃいませ。 あ、ビール出しといた。どうもすいません。 8 時半ですよ。見ます。今日は金ぷの子が来るそうです。 本当のいるね。久々ですね。酸っぱかに なって金粉つけるんですね。はい、ここ まで 。ああ、今日は参りました。こんな大ブ呂 式抱えてタクシーは捕まいし。あっち うろうろ、こっちうろうろ。 あなたってこらの方じゃありませんよね。 王子から来ました。その式なんかの。いや 、トメ袖ですよ。トメ袖聞いてくださいよ 。 今日は大事な将談の日だってのに尿房から急な電話ですよ。明日娘が結婚するからとめ袖で持ってきてくれって。帯も自盤も雑りも一切が合っさい。これが重いのなんのって髪剃りも忘れずに入れろってね。何すんですかね。 妙な話ですよね。うん。 娘さんが明日結婚するの親が知らなかったってことですか? いや、ま、あの、実はその尿房子と申しましても 5 年前に駆け落ちした女でしてね。スパッと尿房子供を捨ててまでその惚れ抜いた女の娘なんですよ。がこの子が私たちを許していないというより憎しみ恨んでおりましてね。だからほら妙な話に ちょっと待ってください。あの西日暮里7 丁目おっしゃってましたね。はい。 そ、その何を探してるんですか? いや、つまり明日結婚する相手の男の実家ですよ。何でもうちの房は成きでそこに行ってるみたいなんですよ。まさか。 まさかって何ですか? へ、そう、相手方の名前は? 美そ一文字。すぐ覚えちゃいました。にぼがそう教えてくれましたんで。味噌一文字の若森さんです。どうしたんです?なんか変ですよ。 いやいやいやど下もこさんも実在私ね、あの今そのうちから追い出されてきたんですよ。 え、な、なんですかそれ? 私あなたと同じなんですよ。 は、 その若森家の未亡人ふみ子さんって言うんですけどね。 そ、そのつまりあのなんていうか 分かったるな。できちゃったわけ。 できんだ。表現やめてくださいよ。 じゃ、なんで つまり恋したんですよ。恋 そうです。行ってみればひめたら声ですよ。ところがそれがあの明日結婚するって 1人息子にバレちまった。 ああ、その息子は怒って追い出した。 しかしね。 しかし何よ。 どうも納得がいかないんですよ。叩き出されるまに追い出された自分が本当にこれで良かったのか。あの人を失って悔はないのか。あの人に対する思いはこれほどのものだったのか。 かちゃん何してんだよ。店ちゃんとやれ。そうだ。違うんだ。やっぱり違う。冗談じゃないでしょ。 きっと急に思いどうしたのよ。 いや、私ね、あなたとは違うんですよ。 まあ、そう。力間ないでつまところ私と同じ尿子供泣かした口でしょ。 [音楽] へえ。あなたと違います。私1 人もんです。本当? ええ。それ脇の尿房られましたけど、今は 1人もんです。 そうです。そうなんですよ。 最後に最後にね、最後に 自分の声をふさんに言うべきだったんですよ。あ、 あの1つ聞きますけどはい。 その相手のふみ子さんはオタをどう思ってたんですか?もうあなたしか見えない はいつ度そう言ってくれました。 オタ人か何か 水ですよ。でも大学は文学ですけど 言うことがね、もういちいち小難しいのよ。 え、てことはあれ、ふみ子さんもオタクに惚れてたってこと? [音楽] そうです。じゃあキットから行きましょう。 どこへ行くんですか? 若森さんとこですよ。言って自分の正直な思いを伝えるんですよ。わら、そうなるもんでもないでしょ。 だって納得できないんでしょ。こんなとこでね、焼けだけ飲んでる場合じゃないよ。 最後僕も一緒に行くから。 あなたも。 はい。今の今まで行くつもりはなかった。 でもあなたと出会ったおかげでせめて1 目会いたくなった。その惚れ抜いた女の1 人娘に明日結婚する娘にね。 あなたなんかいい人なんだな。 そんなことはどうでもいい。さあ、行きましょう。 え、ちょっと待って。え、あの気持ちのせても この人友柔不なんだな。 そうなんですよ。 なんかあなたみたいにスパッと決められる人っていうのはね、羨ましくてしつくな。ほらとにほら立っていきましょうよ。ほら怖いよ。 だからついたんじゃないよ。 やりてだよ。 ごめんなさい。こんなとこでいいさ。 美味しいわ。このケーキあげろ。 ほらまちゃんも食べない。そういう いつまでも子供みたいに不されてないで 不されてなんかいないよ。 もうみおちゃんのそれにしても 水道屋さんってのがいいわね。 ああ、ぶってください。 そっちの袋さんのがまだ可愛らしいよ。尻尾出してる分さ。完全犯罪やられてんのも知らないで。俺なんかっていやを服の自慢してたもんな。てかもう 3 枚目もいいとこだよ。あきちゃんもうひむことないって。 こっちのが上なんだからさ。 怒られてる。怒られてる人が。 ああ、まった。まった。 正きさん。まちゃんどこ行くの? そういやさ、あんたんとこまだ後決まってなかったよね。 うん。 よし、じゃあこれから行って手付け金打ってこようよ。 え、 うち出てくのか。 お袋が男連れ込んだとこで暮らすのやだ もんな。行こ 、あきちゃん 。お母さん。 神くずかを台所の小さいのと取り替えてもいいかしら。 [音楽] ねえ、俺このうちにいるのが嫌だって言ってるの。私はここがいいの。ここでお母さんと一緒に暮らしたいのよ。私このうち大好きなの。おせ辞なんかじゃない。貧しくたって小さく立っていい。 [音楽] [拍手] [音楽] でもこのうちには気真に生きてきた人の 潔ぎ良さ と私が1番欲しかった家庭のぬくもりが あるの [音楽] 。お母さんはね、嫁になる私をかわいそう に思って弾いてくださったのよ。 サー木さん分からないの? ちょっとここまで来てどうしたの?気が 高くなっちゃ だってさ、男でしょ。でもごめんください。こんばんは。いらっしゃいますか? [音楽] ああ、私ます。い や、止めそで待ってきたよ。 ダメじゃないの?ここへ来ちゃう。 うわ、だってだったじゃないわよ。 せっかく収まりかけたのにあなたが来たんじゃまた大し。 あら、こんばんは。突然すいません。武田さん、この人がふみ子さん。 はい。 ああ、ふみ子さん。私信ので米沢涼一と申します。 ああ、 どうもこの旅はおめでとうございます。 スーパーワンダフルライフ。 スーパーのチェーンです。今度3 元目出します。よろしくどうぞ。 けど武田さんがなんで一緒に あ、いや、あのチャランケで偶然あってね。その 説明はハトハト ふみ子さん、味噌の若森さん はい。 武田さんはあなたにですね、今一度大切な話があってきたんです。 そうですよね。はい。 とにかくこじゃなんですから、あの、上がってもよろしいでしょうか? あ、あ、そうです。あ、 竹田さん、ほら、あなた。はい。さ、さあ、さ。はい。上がって。あ、はい。失礼します。さ、 どう?は?はい。なんだよ。また。 何しに戻ってきたんだよ。 誰?あっこちゃん。あっこちゃんだね。 まずは結婚おめでとう。 あの信え紹介してくれよ。 信えき子。米沢り亮一さん私の夫です。 はあ。 お母ちゃんどういう神経してんのよ。 痛い。なんでなんでこんな人がもう信じられないのよ、私。 私もさ、ここへ来るとは夢にも思ってなかったのよ。あんたのアパートからここへ来る途中で思い出してト袖持ってきてって電話したの。 トめ袖って 決まってるじゃないか。明日の結婚式に切るんだよ。あんたの母親として皆さんに笑われないようにさ。私まだ一言も言ってないはずよ。お母ちゃんのこと許す。 結婚式に出てなんて私行った?一体どこまで身なのよ。 私そんなつもりじゃ。もういい。 もう我慢できないね。帰ってよ。その変な人と一瞬にこっから出てってよ。 あこさんいい加減にしなさい。あなたいいすぎよ。確かに言葉にしては言ってないけど。あなた心の中でお母さん許したはずよ。お母さんがおに出ること。 ついさっきまでそうでした。 お母ちゃんがその変な人のことを私の夫ですって言うまでは それのどこが行けないの だって奥さんも子供もいる人でしょ。はっきり言えば内の夫でしょ。 あきこちゃんちょっといいかな。 あんたは黙ってろよ。前こそ黙れ。 お前 そっちにも話はあるんだけどそれは後だねえ。あき子さんあのこの人内園の夫なんかじゃないんだよ。 武田さんいいんです。そんなそんなそ いやいや本当なんですよ。これ来る途中さんから聞いたんです。あの奥さんとの離婚成立したそうですよ。今日あができたらしいんだ。そいつと再婚するからって反をして今日送ってきた。長い間。 辛い思いさせたね。ごめん。続きは続き。 いや、こんな人のこと有柔不団ですって言っときながら来る途中約束したじゃないですか。え、俺も元ズばってとこ見てなって。 いや、状況が状況だよね。 ダめだよ。今だからこそ言うべきでしょ。 ざさん。あ、はい。 のぶ、俺と結婚してくれ。あの、エンディは今じゃなくて家と言えた。さん 良かったじゃない。褒めて。 あこさん。それで提案があるんだけどね。 この2人がもし将来結婚するとなれ ば内の夫じゃなくてちゃんとした夫になる わけだよね 。だ から明日の結婚式出てもらったら武田さん 出たいって言ってたですか。 いやウェディングドレス姿を1目見たい。 いや冗談じゃあありません。 私の父親は死んだお父ちゃん1 人だけです。その人私から母親を奪った人よ。この 5年間私1 人ぼちにして苦しめた情報人よ。そんな人が仕んでるなんて絶対に許せない。 あきこ どうしてよ。どうしてあんたはそこまで強なの? のぶもういいんだ。こうやって一目だけでもあこちゃんに会えた。もう十分だ。 じゃあ俺へ先帰るか。 待って。私も帰るわ。お、 いいの?こんな分からずな娘お拝で頼まれたって結婚式なら逃げてやりまんか? 信さねね何もそこまで そうだよ。のえ、お前はここに残りなさい。 じゃあ私はこの辺で ちょっと待って、ちょっと待って。はい、 待ってよ。あなた今度私を応援する番でしょ? あ、そうか。そうか。忘れてたね。あ、ふみこさん。 ふみこさん、こっち、こっち。 え、あの、武田さんがあなたにですね、え、今日はどうしてもうん、自分の思いを伝えたいそうです。直に [音楽] 地下にって私の代わりに行ってくれるはずじゃなかったんですか? いや、つまりさ、あなたたちお2 人の場合はその不倫とかじゃないってことでしょ? そうですよ。そう。そうさん。そうなんだよ。ふみ子。 ふみこさん、私ね、気づいたんだ。何もこのこそこそ逃げ隠れするようなそういう関係じゃないんだよ。 今更ふざけたこと言うんじゃないよ。10 年もの間俺の目に盗んでこそこそお前泥棒猫みたいにやってたんじゃねえかよ。 それが違うんだよ。それはね、子供だった 君の心を同揺させとするふみ子さんの 思いやりがそうさせたんだよ。ふみ子さん 、魔房が大学を卒業したら別れよっていつ も言ってたけど 、そんな恐れることなんか何もなかったん だよ。だって私たち何1つ後ろめたいこと なんかしてないじゃないか 。私が初めて君と会った時ね、もう尿房に 逃げられてて、私1人だったんだよ 。魔王 に知られたくない。魔法に知られたくな いっ て君をビクビクさせたのはみんなこの僕 の友段の性格がいけなかったんだ。 さっきそこから出てってね 、初めて自分 の陸じなさに気がついた 。もっと早く 僕の気持ちを君 にはっきりと伝えるべきだったんだよね 。一緒になろう。もうやめてくれよ、 そんな話。なんで あなたもあき子も結局は子供みたいにダだこてるだけじゃないの?親たちのこと罪人みたいに言うけど人を好きになることがそんなにけないことなの?ふみこさんもそう思わない?お金だの色恋いだけじゃないのよ。あなたのお母さんも私も今日は夜けに寒いわねとかああくびれたわねとかそういうなんでもないことを言い合る相手がいないと寂しいのよ。 それは罪なこと。 いいよ。そっちが出ていかないんなら俺が行くよ。待て。もう一言を話したら帰るから。 だ から母1人子1人だ し君が1番この中で大切に思ってる母親を 私に取られたっていう 気持ち分かるしいや、どんなに私は憎んで も構わないよ 。でもこれ だけ聞いて欲しいんだ。 僕 とふみ子さんと 僕 とふみ子 と時計のネジを巻い て共に過ごしてきたこの10年か 。はい。そうですかと。捨てられない 。いや 、捨てない 。そう決めた [音楽] んゆみ子 。もう1度。 考えてみてくれないか?それを言いに来た。 [音楽] こさ、ありがとう。 た田さん。 あ。 [音楽] あ。 入ってよ。何してんのよ。 いいの?下手なお芝居。帰れたって帰らないでしょ。 [音楽] あ、お、ごめん、ごめん。お邪魔します。その代わり押ないわよ。 1つしか。 私なら平気とかその辺。あ、このおザ布団枕にしてだめよ。そんな風引いちゃうわよ。じゃあ、 え、いいの?私考えるから。 それよかお茶入れる。こっち。あ、どうした?肝心のお茶がない。 箱詰めしちゃった。そっか。じゃあいい。抑さえでもいいじゃないのね。 ごめん。うんうん。あのさ、なあね、下に講衆電話があるの。う。 [音楽] [音楽] 電話してきたら、え 、明日の結婚 式出席してくださいって 。あ、米沢さんだっけ ?私からもお願いしますって。いて お前。ああ。ああ。お月きさんが出てる。ほら。はあ。 [音楽] [音楽] わかんないかな?あのね、もうおしまいなんですよ。 [音楽] さあ、入っ てさ、どうぞ。入って 。あがって。やあ、散らかしっぱなしでね 。ごめんね 。さあ、どうぞ。入って、入って。 どうしたの?殴りに来たのかい?お祝いだきに参いりました。さっきは勘弁してください。 すき焼きとかけて太った女性のダイエット とその心は肉を取るのに 命がけあれよかったね。今度私使わせて もらうよ。 おめでとう 。ありがとうございます 。いっぱいやろう 。祝い酒だよ 。はい。 い、お母ちゃん大丈夫だよ 。お母ちゃんもね、結婚する前の晩、お ばあちゃんが私の襟り足見て 随分毛深いねって言ってジョリジョリ剃っ てくれたの。痛かった。 うまいだろ。あんたも深いね。 お母ちゃんの子だもん。 そうだね。そうだよね。ねえ ん。 お母ちゃんは今日1 番嬉しかったことなんだと思う?そう言われても ふみこさんよ。 あんたのお姑トさんに出会えたこと 。自分の弾いたまでさ 。ああ 。うん 。ガーちゃんもう 泣き出しそうだったよ 。なんて素敵なんだろうって 。私も思った 。大事にするんだよ 。そ粗末にしたらバチ当たるよ 。なんてね、偉そうな口聞けないね。 こっちのお母さん は明日美容院ついてきてね 。どんな髪型 が似合うんだろうね。 あ [音楽] [音楽] 襟り足当たるぐらい しか娘にしてやれないんだもんね [音楽] 。そんなことない [音楽] 。そんなことない。 [音楽] お母ちゃんい間ありがとう。 [音楽] [音楽] ただいま。 お帰り。 どこ行ってたの? 頭冷やしてきました。 お茶飲むだろ。 あ、すっきりした。これ なんだよ、これ。 こっちが勝っ手と縁川の鍵。こっちは玄関の鍵。 これお袋の鍵だろ。 あ子さんに渡してちょうだい。 どういう意味だよ。 あんたたちが新婚旅行に行ってる間にこの近くにどっかアパートを探す。 それはダめだよ。あきちゃんだってお袋と一緒に住むって。さっきだって の気持ちだけで十分本当にありがたいと思ってるの。 でもね、ここはもうあんたとあき子さんの 2人だけのお城なんだ。 そんな急に 急でもないの。このことは前から心に決めてたことなの。母さんみたいなシトが一緒に住んでついついお前の世話焼いたりベタベタしたら母さんやりかねないからさ。そしたら明き子さんに申し訳ないってそう思うの。 けどちょっと寂しいな。 それがないの。お互いに親離れ小離れする時期が来たってことよ。 そうか。そうだよな。分かったよ。じゃあこの鍵もらっておく。 母さん。うん。 これ、 それ 一言たかったんだ。頭下げたかったんだ。 じゃあ 武田さんの店探して。 それで 武田さんおめでとうって宿泊あげようって言ってくれた。 そう。 俺さ、あんまりガキだったよな。あの人さ、いい人だね。うん。ていうかかっこいいんだな。 [音楽] 俺帰り際に行ったよ。 何を? うん。母さんのことをよろしくお願いしますって。これさ、無理したんだよ。せっかくだからさ、はめてみてよ。 [音楽] [音楽] これも気持ちだけいいとくね。あ、 それだくわけにはいかない。なんでだよ。 なんでって座ってや。はめてみて。 来ないよ。よ1回合うよ。なもんか。 [音楽] 綺麗だよ 。母さん。 ん 、長い 間長い 間こまで育ってきてくれ てありがとう。 まちゃん ありがとう。 [音楽]

向田邦子生誕八十年記念番組 母の贈物 – 親子の葛藤を通し、幸せとは家族とは何かを問いかける感動作。結婚前日、死んだはずの花嫁の母が突然現れ騒動に。竹下景子、中丸雄一、清水由紀、萬田久子、石坂浩二ほか。
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