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池田エライザとRADWIMPS・野田洋次郎の共演で話題になったドラマ『舟を編む』が、2025年6月より地上波で初放送されることがわかった。本ドラマの原作は、直木賞作家・三浦しをんの同名小説。ベストセラーを記録した同作が辿った、メディアミックスの歴史を紹介しよう。

●映画にアニメ、ドラマと多数のメディアミックス展開

多数の映像化作品を生み出した小説「舟を編む」は、2011年に出版され、2012年の「本屋大賞」で第1位を獲得した人気作だ。とある出版社の辞書編集部が舞台で、新人編集部員・光也が下宿屋の孫娘・香具矢に感じた思いを言葉として伝えようともがく姿などが描かれている。

本作が最初に映像化されたのは2013年4月の実写映画。松田龍平と宮崎あおいが主演を務め、オダギリジョーや黒木華などの豪華キャストが顔を揃えたことで注目を集めた。また2014年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞のほか、最終週主演男優賞など計6部門を制覇したことでも話題となっている。

2016年10年には「ノイタミナ」枠でアニメ版も放送。視聴した人からは地道な作業を繰り返して前へ進んでいく、辞書編纂への情熱に心を打たれたという声も多い。

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さて、今回地上波初放送となるドラマ版は、2024年2月にNHK BS・NHK BSプレミアム4Kで放送されたものだ。原作やこれまでの映像化作品とは異なり、新入社員・岸辺みどりの視点から辞書編集部員たちの奮闘物語が描かれた。

「東京ドラマアワード 2024」連続ドラマ部門・優秀賞を受賞するなど評価の高いドラマ版が、満を持してNHK総合で地上波初放送されることに期待を高めている人も多いことだろう。

ほかにも「まほろ駅前」シリーズや「風が強く吹いている」など、映像化作品を多数生み出している三浦しをん。2024年11月には1年半ぶりの新作となる「ゆびさきに魔法」が発売されている。ドラマの地上波放送の前に、三浦ワールドを体感してみてはいかがだろうか。

▶三浦しをん 著書はこちら。

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