野村修也氏
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弁護士で中大法科大学院教授の野村修也氏が13日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、フジテレビの問題を調査していた第三者委員会から元アナウンサー女性に対する性暴力を認定された元タレント中居正広氏が、代理人弁護士を通じ反論したことについて、今後考えうる展開について見解を示した。
調査報告書内では、中居氏が女性との示談内容について守秘義務の解除に応じなかったと記された。しかし弁護士は書面で「中居氏は当初、守秘義務解除を提案していました」とし、第三者委員会から“2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない”との回答があったという経緯がありました」とも説明した。
また中居氏は3月9日に約6時間にわたり第三者委員会のヒアリングに応じたが、調査報告書にはその発言要旨がほとんど反映されていなかったとし、「調査報告書は中立性・公平性に欠け、極めて大きな問題がある」と問題視した。その上で、中居氏の人権救済のため、第三者委員会にヒアリング記録や証拠、性暴力認定の証拠の開示を求めるなどしている。
弁護士側の要求について問われた野村氏は「第三者委員会としては何もしないだろうと思います」と推測。「第三者委員会自体も調査関係に守秘義務を負っているし、開示することは基本的にできません」とし、「訴訟になれば別の対応になるかもしれませんけど」と述べた。
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