韓国・聖水に自然派コスメティックブランド「SHIRO Seongsu」が誕生 賑わいの2日間

4月26日(土)、韓国・聖水に、自然派コスメティックブランド「SHIRO」の路面店「SHIRO Seongsu」がオープンした。同ブランドにとって、イギリス、台北に続く3店舗目となる国外路面店である。

SHIRO Seongsu 外観写真

初日は11時開店にもかかわらず、早朝から多くの来店者が行列をつくった。店側は入場制限をもうけながら、予定よりも30分早く開店。韓国の「SHIRO」出店を心待ちにしていたファンの多さをうかがわせた。

待機中の来店者には、「SHIRO Seongsu」の想いが綴られた「SHIRO PAPER KOREA」が配布され、内容を熱心に読み込む人々も多く見られた。

SHIROの目指す「廃棄物ゼロ」に貢献する、アップサイクルな店づくり

1階店内写真

店舗は、1階と2階、そしてサンルームとテラスを含む約151平米の広さ。そのうち売り場面積は約84平米であり、内装・外装ともに「極力廃棄物を出さない」というモットーでつくられている。

かつて工業地帯であり、今もレンガ造の建物が多く残る聖水の歴史的背景を尊重し、1階のエントランス右側には、レンガ工場で廃棄予定であった、レンガを焼く土台を什器として設置。そのほか、店内の什器には、レンガがふんだんに使用されている。

2階店内の写真

2階にも、以前のテナントが残していったミシンの脚の上にガラスを置いて什器としたり、木工工場が木に塗料を施す際に使用していた架台を什器の脚にしたりといった、アップサイクルの試みが見られる。

これらは、「SHIRO」が15年目に発表した「本質的な循環のために廃棄物ゼロを目指す」宣言にのっとった試みといえるだろう。

聖水の街ならではの体験型コンテンツも好評

2階のハーブブレンダーラボの写真

「SHIRO Seongsu」のオープンを記念して、韓国では“幸福を運ぶ花”として知られているスズランの香りを採用したオードパルファンが登場した。この限定アイテムは約400本購入され、2日間のうちもっとも多い販売本数を誇ったベストセラー製品となった。

また、体験型のショップが多く立ち並ぶ聖水の街にちなんだスペシャルコンテンツである「ハーブブレンダーラボ」では、約130人がものづくりを体験した。好みの香りとハーブを選んでオリジナルミストを完成させた体験者は、手づくりのアイテムを手に持ちうれしそうに店を後にしていた。

なかでも、韓国限定のスズランや、ハーブブレンダーラボ限定のフィグ、定番のホワイトリリーの香りが人気を博していた。また、植物にはローズマリーが多く選ばれていた。

ワークショップの様子の写真

2階テラスでワークショップでローズマリーを植える様子

来店者のなかには、すでに「SHIRO」を認知している人が多く、聖水にオープンしたことを喜ぶ声が多く聞こえた。

今後「SHIRO」は、韓国でも製品をつくるべく、素材探しのフィールドワークを重ね、韓国をはじめ世界中のファンに届けられるものづくりをしていくという。

店舗概要

「SHIRO Seongsu」

SHIRO Seongsu 外観写真

住所:57, Yeonmujang-gil, Seongdong-gu, Seoul, Korea
営業時間:11:00〜21:00
公式サイト:https://shiro-shiro.kr/

お問い合わせ先/株式会社シロ
https://shiro-shiro.jp/

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