結成10周年を迎えたわーすた(左から)松田美里、三品瑠香、廣川奈々聖、小玉梨々華
Photo By スポニチ

 4人組女性アイドルグループ「わーすた」が29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、結成10周年を記念したライブを開いた。

 10年前のこの日に結成。松田美里(25)は「3月29日という日はずっと大切にしてきた日。わーすたはライブを大切にしてきたんですけど、一年に一回の一大イベントを、10という大きな数字で迎えられたことは奇跡」と声を弾ませた。

 結成当時や、過去10年間のライブ前に円陣を組み気合い入れをする様子などの映像が流れたオープニングでは、ベッドやパソコンが置かれたステージに、4人が部屋着のままで登場。わーしっぷ(ファンの愛称)を楽しませた。

 ライブは2月にリリースしたばかりの新曲「わーるどすたんだーど」で幕開け。部屋着から一瞬で、フリルをたっぷり使ったミニのワンピースに早着替えするなど、冒頭から圧倒。頭に猫耳を付けた4人は、猫の手のポーズをしながら愛らしいダンスで魅了した。

 同曲の間奏では「あいらぶゆー!うぉーあいにー!じゅてーむ!てぃあーも!さらんへよ!」と各国の言葉で愛を伝える4人に、「わーすただいすき!あいしてる!」とわーしっぷからも声が飛び、“相思相愛”の思いを交換していてた。

 かっこよく決めた後のMCでは小玉梨々華(24)が「今日で10周年。わーすたとして“かんれき”を迎えたので、いばりたいと思います」と明かすと、三品瑠香(24)らから「かんろく!!!」と突っ込まれ、会場を和ませていた。

 5年前の5周年も同所に立ったが、コロナ禍で無観客開催に。5年越しのリベンジ公演がかない、松田は開演前から涙したことを告白。「ひと泣きしてきました。もう元気です」と笑った瞳が潤んでいた。

 節目のステージでは、2016年9月に発売した1枚目のシングル「完全なるアイドル」、TikTokで話題になった「君とtea for two(ハートマーク)」、5人体制で最後に発表した「詠み人知らずの青春歌」など23曲を熱唱。「ワンダフル・ワールド」では、ビニールのカラーボールを手に客席に向かい、通路を歩きながら歌うなどして交流した。

 満席の会場と声を合わせ、一体になった4人。11周年に向け、最高のスタートを切った。

 ◇ ◇ ◇

 開演前に報道陣を集めて行った取材会で三品は「すごくお祝いをしていただいて、10年やってきたんだなと感じました」と感謝。廣川奈々聖(25)は「5人から4人になったことはあったけど、オリジナルメンバーでやってこれたのはすごいこと」と笑顔を見せた。小玉は「10年前から可愛いを変わらず、わーすたの芯を替えずにやり続けられたのは誇らしいこと。時代が追いついてきました」と胸を張った。

 廣川は「一昨年の夏に、(日本)武道館公演を宣言したので、『いまだよね』っていうタイミングで叶えられたらと思います。4人の共通の目標です!」と宣言。

 小玉は「『ゆうめいに、にゃりたい。』っていう曲があって、(歌詞で)“銅像立てて欲しいにゃん”って言ってるので、都内のどこかに銅像を建てたいなって思います」と夢を口にすると、廣川は「うん、ちっちゃくってもいいよね」と賛同していた。

 今夏、タイトル未定の両A面シングルをリリースすることを発表。年内には、昨年11月に、43組のアイドルを集め初開催した主催フェスを行うことも決まっている。

続きを表示

Leave A Reply
Exit mobile version