有働由美子
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 フリーアナウンサー有働由美子(56)が9日、ニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)にパーソナリティーとして生出演し、活動終了を発表した「嵐」とのNHK紅白歌合戦での思い出を語った。

 20年大みそかをもって活動休止をしていた嵐は6日、ファンクラブサイトの動画で個人でも活動を休止していた大野智を含め、5人そろって登場。来春にツアーを行い、それをもってグループとしての活動を終了することを発表した。それに伴い、来年5月いっぱいでファンクラブの活動も終了する。

 「NHK紅白歌合戦」では12~14年の3年間、有働が総合司会、嵐が白組司会で共演したことがあった。有働は「紅白の司会ってすっごくやることがいっぱいって。嵐の場合は一緒にディズニーを踊ったり、コーナー企画もあるから、本当に丁寧に練習を重ねてらっしゃった」と振り返った。

 有働は、紅白での松本潤(41)の動じないメンタルに驚いた出来事があったという。特別企画で「ふるさと」を歌いながら、嵐5人のコメントと東日本大震災の映像を合わせるという演出でのこと。「東日本大震災の映像と、『ふるさと』を歌うというのを、コメントがぴったり合うようにしていたのに、ちょっとズレたんですよ。映像と、それぞれのコメントが言うのを」。寸分違わず合わせるところでの、ほんのわずかなズレ。有働も「たぶんそれを私がやると、結構パニックになる。キメキメの時って、紅白の時って決めないとズルズルとなる。そういう仕切りだから、あ!ってなっちゃうんだけど」と、ひやりとした瞬間だったという。

 「普通は演者はズレたと分からないんですよ。自分のせりふを言うことだけに集中するから」。ところが、戻ってきた松本は冷静に一言、質問したという。「今、ずれたよね?どうでした?見ていて」。有働は「すっご!その全体を見ていて、小さなズレで、分からないですよ?視聴者の方も会場の方も。それを感じた上で、“どうでした?”って言って」と驚きをもって回顧。「“大丈夫だった”って言ったら、“分かりました”って。なかなか切り替えられないんですけど、キメキメで、キメキメで曲を歌うって。そのへんも一人一人の総合力が×5になって、国民的アイドルになる」と賛辞を惜しまなかった。

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