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ザ・ビートルズの伝記映画でリンゴ・スターを演じるバリー・コーガンは、本人と対面するも、緊張しすぎて彼の顔を見ることができなかったそうだ。5月7日(現地時間)にトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」で、バリーが最近リンゴの自宅を訪ねて本人に会ったと話したけれど、「畏敬の念に打たれて固まってしまった」と明かした。
「もう一度言いますけど、僕はリンゴ・スターを演じるんです。僕の仕事は、彼を観察し、クセなんかを吸収して研究することですが、彼を模倣するのではなく、人間味や感覚を表現したいんです」と前置きした上で、こう続ける。「彼と話しているとき、顔を見ることができませんでした。緊張していたんです」。そんなバリーに対して、リンゴは「顔を見てもいいんだよ」と言ってくれたそうだ。
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バリーが出演するのは、サム・メンデス監督によるザ・ビートルズのメンバー4人をそれぞれ描いた伝記映画4作品。リンゴ役のバリーに加え、ジョン・レノン役にハリス・ディキンソン、ポール・マッカートニー役にポール・メスカル、ジョージ・ハリスン役にジョセフ・クインがキャスティングされている。今年3月にシネマコンで正式発表されたが、その何カ月も前からウワサが飛び交っており、昨年12月の時点で、リンゴはバリーが自分を演じるだろうとリークしていた。
なおバリーによると、リンゴはユーモアがある「本当に素敵な人」で、彼のためにドラムも演奏してくれたそうだ。「自然な流れで」彼にも演奏を持ちかけてくれたものの、何しろ緊張で顔も見ることができない程だったので、断ってしまったようだ。