俳優の麻生久美子と塩野瑛久が18日、都内で行われたテレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ『魔物』(金曜午後11時15分)の特別試写会・記者会見に出席した。麻生が役作りに向け、減量したことを明かした。
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今作で初共演の2人は、インティマシーコーディネーターを導入して、激しく求め合う絡みのシーンに挑戦した。ラブシーンは放送前からネットで話題になっている。
麻生は「この作品に入る前に、1年間朝ドラの撮影をさせていただいて、(役柄として)お母さんをやっていたので、すごくおいしくご飯を食べていまして(笑)。何も気にせず。そうしたら、それなりに健康的な体になって、この役をやらせていただくと決まったときに『これはそろそろ絞らないといけない』と思って4、5キロ落としました。ジムに通って」と告白。
続けて「私46歳なんですけど、この年齢でこういったシーン、こういった役柄を求められるんだなと思いまして、そこが『私で本当に大丈夫なのだろうか?』と最初に本当に思った」と胸中を吐露した。「塩野さんとの実年齢差も16歳くらいある。役柄の中でも、私がすごく年上であることを気にしている。2人の絡みがどういう風に映るのか。そこはやっぱり綺麗であってほしいですし、物語として説得力を持たせたい。そのへんはすごく気にしていました。だからジムに通ったり体重を落としたりしました」と話した。
また、デビュー30周年を迎えた麻生。報道陣からその点をたずねられて「30年もやらせていただいて、今幸せを感じました」とニッコリ。「今回の役は私にとってチャレンジングで、今までこういう役をやっったことがないわけではないかもしれないんですけど、若いときはインティマシーシーンみたいなものもやらせていただいたこともあるんですけど、長らくそういうシーンから離れて、子どもも生まれて心境の変化があったりとか色々あった。今回子どもたちも成長して、自分の時間も少しできるようになって、信頼しているプロデューサーの方からお仕事をいただいたというのもありますし、『こんな機会は本当に滅多にないな』と思ってやらせていただこうと思いました」と語った。
同作は、テレビ朝日と『梨泰院クラス』などを手がけた韓国のSLLが共同制作する完全オリジナルのラブサスペンス。弁護士・華陣あやめ(麻生久美子)とヒロインを翻弄する男・源凍也(塩野瑛久)を中心に、不倫、DV、セックスなど愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちの歪んだ人間模様を描く。4月18日より放送開始。