今年も大盛況にして幕を閉じたメットガラ2025。ニューヨークのメトロポリタン美術館では数え切れないほどのファッション・モーメントが繰り広げられたが、出席者のなかでも特に際立っていたセレブたちがいる。
この夜のベストドレッサーに挙げられるのは、ドレスコードである「Tailored For You(テーラード・フォー・ユー/あなただけの仕立て)」と同様に、展覧会のテーマである「Superfine: Tailoring Black Style(華麗なるブラック・スタイル)」も掘り下げた者たち。独自の方法でテーラリング再解釈し、新鮮で現代的なアプローチを提案したエイサップ・ロッキーやファレル・ウィリアムス、コールマン・ドミンゴ、ルイス・ハミルトン、そしてレブロン・ジェームズの5人の共同ホストたちは、まさにその代表だと言えるだろう。また、スーツではなく、あえてドレスを選んだゲストたちの粋なスタイリングも秀逸だ。
たとえば、アン・ハサウェイはアンドレ・レオン・タリーへのオマージュとしてキャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)のシャツとボールガウンを着用し、シンシア・エリヴォはジバンシィ(GIVENCHY)の輝くジャケットとスカートで視線を集めた。ダイアナ・ロスは、子どもや孫たちの名前を刺繍した18フィートのトレーンを持つカスタムのガウンで、会場を優雅に歩いた。総じて、今年のメットガラは史上最もスタイリッシュで記憶に残るレッドカーペットの一つとなった。
以下では、ベストドレッサーたちの着こなしをおさらい。あなたのお気に入りのルックに投票してみて。※見逃し配信はこちらから。