仕事に邁進するビジネスパーソンが、ふと閃きを得られる場所に毎月ホラン千秋が突撃取材! 話題のスポットを紹介​する本連載「ホラン千秋の閃き空間」。​今回は、ストア&ギャラリー「HERALBONY LABORATORY GINZA」へ。

「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」の商品を手に取るホラン千秋さん

異彩を放つ作家のアートを身近に楽しむ

アートはビジネスパーソンの嗜みとも言われますが、好きなアートに出会った時は、難しいことを考える間もなく一瞬で心を奪われるもの。そんな感動に出会えるかもしれないストア&ギャラリーが、銀座にオープンしたばかりの「HERALBONY LABORATORY GINZA(ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ)」です。

ヘラルボニーは、主に障害のある作家と契約し、作品の著作権管理をし、B to B、B to C(自社ブランド)などさまざまな形で事業を展開。上質な商品と適正な価格によって「障害がある作家だから安い」というイメージを変え、作家としての価値を社会に認識させることを目指しています。

そんな福祉とアートをつなぎ、市場経済にのせて作家に正当な対価をもたらす事業は、世界でも類をみないこと。2024年は世界の有望なスタートアップ企業を見いだし支援するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン主催の「LVMHイノベーションアワード 2024」を日本の企業で初めて受賞。今後は海外の契約作家のプロダクトも展開する予定だそうです。

そんなバックグラウンドを知らずとも、店内にはカラフルで個性溢れる絵を使ったアパレルや名刺入れ、バッグなどの小物がいっぱいで、ワクワクしてきます! 作品の雰囲気を再現するため、スカーフには今治、ユナイテッドシルク社のシルクを採用したり、ネクタイも銀座の老舗、田屋が手がけたりするなど、どれもが上質な素材で丁寧に仕上げられています。

「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」のアトリエスペースに座るホラン千秋さん店内には作家が制作するアトリエスペースを設置。座れば、私もアーティスト気分に!?「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」の商品銀座の老舗ネクタイ店、田屋が手がけたシルクネクタイ(¥35,200)。独特の色遣いや立体感があるため当初再現は困難と言われた原画のタッチも、忠実に織りで表現。「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」のレザートレイ四隅のスナップを外してたたむと、眼鏡ケースにもなる一枚革のレザートレイ(¥25,300)。旅行アイテムとしてプレゼントにもお薦め。

作家の息遣いを感じるギャラリー

隣接するギャラリーでは契約作家の原画も展示・販売。原画ならではの迫力を感じることができるはず。また店内に設けられたアトリエスペースでは、月に数回、作家によるライヴペイントも。貴重な生の制作活動に触れる機会も提供されています。

ヘラルボニーのミッションは「異彩を、放て。」。その言葉どおり作家たちの無限の可能性が放たれた作品の数々を、ぜひ体感してみてください!

「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」のアートを見るホラン千秋さん障害というバックグラウンドを知らず、たまたま通りかかって気に入り原画を購入されるという方も。ギャラリーに展示されていた高田 祐/Yu Takadaの作品もそんなひとつ。見れば見るほどその独自性に魅了される。「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」に展示されたアート作品ストア隣には契約作家の原画を展示するギャラリーが。色使いのみならず筆のタッチやコラージュに使われている素材など、原画ならではの迫力を直に感じることができる。写真は衣笠泰介/Taisuke Kinugasaの作品。家族と世界各地を旅するなかで目にした景色を独自の世界観で描きだす。「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」のアート作品高校生のmarinaの作品は、作家自身が生みだす独自のタイポグラフィのような文様が特徴。原画は購入も可能。

「ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ」に立つホラン千秋さん作家の絵を使用したシャツやスカートも。橋本好江/Yoshie Hashimotoの絵をパターン化しデザインされたフレアスカート。

ホラン千秋さん着用衣装:スカート「けしき」¥34,100(ヘラルボニー contact_ec@heralbony.com) ニット¥39,600(オブリオ TEL:03-6851-4604) イヤカフ(右)¥108,900、イヤカフ(左)¥33,000、リング¥217,800(すべてヘレディタス info@0910.tokyo) バングル¥9,900(オクト info@0910.tokyo) シューズ¥86,900(ネブローニ nebulonie.jp)

HERALBONY LABORATORY GINZA
住所:東京都中央区銀座2-5-16 銀冨ビル1F
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜(祝日の場合、翌日)

ホラン千秋/Chiaki Horan
1988年東京都生まれ。趣味は韓国ドラマ鑑賞。現在、『THE世代感』、『出川一茂ホラン☆フシギの会』(ともにテレビ朝日系列)などでMCを務めている。

この連載をもっと読む

連載

ホラン千秋の閃き空間

Leave A Reply
Exit mobile version