連続テレビ小説「あんぱん」のメーンビジュアル。ヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)(C)NHK
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女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は今月2日に第25話が放送され、平均世帯視聴率は16・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。第12話(4月15日)の15・9%を0・6ポイント上回り、番組最高を更新。初の16%台をマークした。朝ドラの16%台は前作「おむすび」第5話(昨年10月4日)の16・2%以来、実に210日ぶり。数字面でも“朝ドラ復活”が視野に入ってきた。
<※以下、ネタバレ有>
「おむすび」は期間平均13・1%と朝ドラ歴代ワーストを更新。初回(昨年9月30日)の16・8%が番組最高で、第6話以降、16%台はなかった。
雨による在宅率が影響した可能性もあるが、「あんぱん」第25話の16・5%は初回(3月31日)の15・4%から1・1ポイント上昇。好調に推移している。ゴールデンウイーク後半に入り、祝日のオンエアとなった第26話(5月5日)は13・5%、第27話(5月6日)は14・7%だった。
「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。中園氏は2014年度前期「花子とアン」以来2回目の朝ドラ脚本。ヒロインの今田美桜は21年度前期「おかえりモネ」以来2回目の朝ドラ出演で初主演、相手役の俳優・北村匠海は朝ドラ初出演となる。
第25話は、東京高等芸術学校の合格発表の日。柳井嵩(北村匠海)は結果を知る勇気がなく、一人ベンチに座っていた。そこへ何故か柳井寛(竹野内豊)が現れる。その頃、朝田のぶ(今田美桜)は嵩の合否が気になり、薙刀の稽古に身が入らずにいた。小川うさ子(志田彩良)との試合にも敗北し…という展開。
嵩の合格、原豪(細田佳央太)の出征が判明した次週予告などが反響を呼んだ。
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