嵩(北村匠海)が絵を描いて生きていくことを決めた。NHK連続テレビ小説『あんぱん』第5週では、ついに『アンパンマン』誕生への道が切り開かれた。
『あんぱん』は、国民的アニメ『それいけ!アンパンマン』の生みの親である漫画家・やなせたかし(本名:柳瀬嵩)と、その妻の小松暢夫妻の半生がモデルの物語。戦前、戦中、戦後の時代を生き抜き、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』を生み出すまでの愛と勇気の物語を描いており、作中に『アンパンマン』を彷彿とさせる要素が随所に登場している。今回は第5週の『アンパンマン』に関する小ネタを紹介する。
4月28日に放送された第21話にて、弟の千尋(中沢元紀)に「絵を描いて生きていきたい」と告げた嵩。伯父夫婦にもそれを聞かれてしまい、寛(竹野内豊)は「現実的ではない」と言いつつも、美術系の学校へ進学することを勧める。5月1日に放送された第24話にて、その進言通りに受験することとなった「東京高等芸術学校」の試験日の様子が描かれたのだが、そこで嵩にいきなり話しかけて来た辛島健太郎(高橋文哉)が「名前からしてカレーパンマンがイメージだろうな」とSNS上で大きな話題となった。
初対面にもかかわらず陽気に会話を展開したり、また試験官に似ているキャラクター「フクちゃん」を挙げて「俺な、フクちゃん好かんとって」と“辛口”なコメントをするのもカレーパンマンに当てはまる。
高橋文哉が『あんぱん』で見せる底抜けの明るさ 北村匠海との掛け合いにも期待が高まる
ヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)が女子師範学校へ進み、彼女の幼なじみである柳井嵩(北村匠海)が美術学校へ行くことを決意した朝ドラ『…
『あんぱん』の公式サイトに掲載されている相関図にて、これから嵩と健太郎は親友関係になることがわかっている。アニメ『アンパンマン』においてのカレーパンマンも、アンパンマンの良き仲間。アンパンマンのピンチに駆けつける姿も多く描かれており、『あんぱん』でもきっと、嵩が『アンパンマン』を生み出すための重要な役割を担っているのだろう。