俳優で歌手の寺尾聰
Photo By スポニチ
俳優でミュージシャンの寺尾聰(77)が4日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。かつての大失敗を告白した。
この日は寺尾が主演する映画「父と僕の終わらない歌」(23日公開)で幼なじみを演じる俳優の石倉三郎、喜劇俳優の三宅裕司とともに出演した。石倉とは30代の時に出会い、親友の関係だという。
かつての失敗について話が及ぶ中、寺尾は「御殿場インター、8時集合って時に、刑事ものやっていた時に、目が覚めたら8時半。それも東京で。“これは車で行ったんじゃ間に合わない”と思って、電車に乗って、山手線に乗って、それから新宿まで行って、新宿から今度は小田急線かなんか行って、御殿場まで行って、今度は御殿場線にまた乗って。(着いたのは)もう午後2時過ぎてたわけよ。もう主役さんも全部インして、まいったなと思って。しょうがない、こっそりそうっと入って、“いっぱい人がいるし、誰もわからねぇだろう”と思って、知らんぷりしてたら誰も分かんなかった」とぶっちゃけた。
三宅が「ええー!」と驚く中、寺尾は「そういう失敗はいっぱいある」とさらり。「いっぱいあるけど、大体まあそんなに正直に律儀にやってもしょうがないだろうっていうのが元々あるから意外と平気」とあっけらかん。
「こうやって生きてるんだから、世の中失敗することなんかたくさんあったっていい」と寺尾。この日も「トータル高校1年を3回やる羽目になって」と話していたが、「僕は高校生で落第した話をよくするのには、自慢で言ってるわけでもなんでもないんだけど、今の子供たちが学校行ってて1つ息詰まると、そこでガターンとなっちゃう子が多いんで、そんなことしなくてもちゃんと生き残っている奴もいるぞっていうことが分かってくれりゃいいなって思う。だって、落第したからその先、全部駄目になっちゃうっていうんじゃ、もう悲しいじゃん、そんな人生。そうじゃなくて、あの人は高校1年3回ぐらいやってるけど、なんだか生きてるっていうふうに思ってくれりゃいいなって時々思うんだよな」と話した。
続きを表示