ドラマ『魔物(마물)』(テレビ朝日系)が、韓ドラファンの間で話題となっている。SNSで多く触れられているのが、第1話でのビニール傘のシーン。暴れ回るホースの水から、凍也(塩野瑛久)が王子様のようにあやめ(麻生久美子)を守る、本作のキービジュアルとなっている場面だ。「テレビ朝日 × SLL」による日韓共同制作の完全オリジナルラブサスペンスであり、Prime Videoを通じて世界200以上の国と地域へと届けようとする、その気概と覚悟が、美しいカメラワークからも伝わってくる。
『魔物(마물)』塩野瑛久から漂う“危うさ”と“無邪気さ” 『光る君へ』からイメージ一変
麻生久美子と塩野瑛久が共演するドラマ『魔物(마물)』(テレビ朝日系)が4月18日よりスタートした。
TVerで『魔物(마물)』…
そして、もう1つのキービジュアルとしてセレクトされているのが、あやめと凍也が激しく求め合う瞬間のシーン。言わば初々しい恋の始まりを告げるのがビニール傘の場面だとすれば、こちらは不倫という泥沼へと足を踏み入れていく対照的なシーンだ。
第2話で描かれるのは、凍也がなぜ名田家の離れで暮らすことになったかの過去と、許されない恋へと堕ちていく後半パート。第1話、第2話の冒頭で共通してインサートされているあやめの法廷シーンからは、今後展開されていくであろう愛憎劇を予感させるものの……今は、あやめと凍也の禁断の愛を全力で楽しむのが得策だろう。
凍也はいつだって不意に背後から現れる。あやめの肩を掴んだ凍也の「俺のこと、本当に信じられますか?」というセリフをスイッチに、路上で熱い口付けを交わす2人。凍也の手は、あやめの下半身へと伸びていき、そこで破かれたストッキングが後のスリリングな展開を生んでいく。