P パリのファッションシーンを見るたびに、東京ももっと進化していけるはずだと背中を押されるような気持ちになります。特に若いブランドの存在には大きな希望を感じます。たとえば、タム(TAMME)のショーは構成も服づくりも圧巻でしたし、以前初めて観たコッキ(KHOKI)のランウェイにも強い衝撃を受けました。日本の次世代には、世界を動かす力があると信じています。

パリ発・JUST AN IDEAが東京に初上陸。伝説のセレクトショップ、コレットのサラ・アンデルマンとPOGGYがその舞台裏を語る

S LVMHプライズのファイナリストにもなっている若手ブランド、アラン・ポール(ALAIN PAUL)やズーマ(ZOOMA)には注目しています。パリの若手デザイナーたちの間でも、新しいムードや挑戦的なスタイルが芽吹いていて、とても面白い動きが見られます。

P 日本では、初めてパリでプレゼンテーションを行ったシュタイン(SSSTEIN)やタムが気になりますね。服そのもののクオリティはもちろん、プレゼンテーションや見せ方まで含めて、驚くほど完成度が高い。これからどんな進化を遂げるのか、本当に楽しみです。

—— 今回のポップアップを訪れる人たちに、どんな体験や気づきを持ち帰ってほしいですか?

S 新しいブランドやアーティストとの出会いを通じて、少しでも好奇心をくすぐられるような体験をしてもらえたら嬉しいです。たとえば、私たちが用意したブックシリーズや、パブロ・コッツのアート作品など、小さなアイテムのなかにも“発見”が詰まっています。
「JUST AN IDEA in TOKYO」が、誰かにとっての小さな旅のような記憶として残ったら、それほど嬉しいことはありません。

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