ロエベ(LOEWE)で11年にわたり成功を収めたジョナサン・アンダーソンが、2025年3月の退任を経て、新たにディオール(DIOR)メンズのアーティスティック・ディレクターに就任することが発表された。前任のキム・ジョーンズは、今年1月に同ポジションを退任している。

ジョナサン・アンダーソンは2013年9月、29歳の時にロエベのクリエイティブ・ディレクターに就任。以来、ロエベにおいてアンダーソンは、卓越したショー、巧みなコラボレーション、話題を呼ぶキャンペーンを次々と打ち出し、ブランドの存在感を高めてきた。

彼の指揮のもとで、ロエベはラグジュアリーファッション界でも屈指の人気ブランドへと成長。2025年春夏コレクションのショーには、サラ・バートン、ピーター・ミュリエ、アードリアン・アピオラッザ、ニコラス・デ・フェリーチェ、クリス・ヴァン・アッシュ、ファレル・ウィリアムスといったデザイナー陣に加え、デルフィーヌ・アルノーやセレブリティたちも来場し、スタンディングオベーションが贈られた。

ディオールでその魔法を再び起こすことができるのか──。勤勉かつ傑出した才能を持つアンダーソンは、ディオールのDNAとも自然に調和しうる手腕の持ち主といえるだろう。彼によるディオールでの初コレクションは、6月27日に発表される予定だ。

Text: Laure Guilbault Adaptation: Reona Kondo
From VOGUEBUSINESS.COM

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