2025年4月18日(金)〜20日(日)の期間、渋谷PARCOは「長く持続可能な“サイクル(循環)”」をテーマに掲げる企画「CYCLE ―SHIBUYA PARCO SUSTAINABILITY―」を開催する。館内各所では、アップサイクル素材やリメイク、再生可能エネルギーを用いた取り組み、ヴィンテージ再評価の視点から、現代のラグジュアリーに再定義を試みるプロジェクトが複数展開。ステラ・マッカートニーやジル・サンダー、GANNIといったブランドが、その思想を店づくりの構造から体現する。

このタイミングで、ひとつの注目すべき「上陸」がある。ストックホルム発のブランド「OUR LEGACY(アワー レガシー)」が、初夏に渋谷PARCOにて日本初となる直営店をオープンするのだ。そのプレイベントともいえる特別番組「OUR LEGACY × WIRED × SUPER DOMMUNE × PARCO」が、4月18日(金)19時よりSUPER DOMMUNEより配信される。『WIRED』日本版からは編集長の松島倫明が登壇。ファッション、テクノロジー、そしてサステナビリティというテーマを横断しながら、アワー レガシーのデザイナーとの対話を通して、「循環する未来」のビジョンを読み解いていく。

“日常”と“実験”が交差する、北欧発の服づくり

アワー レガシーは、2005年にスウェーデン・ストックホルムで設立されたファッションブランドだ。北欧的なミニマリズムを基調としつつ、クラシカルなアイテムに意外性のある素材やディテールを織り込むことで、独自の存在感を築いてきた。近年では、ミラノでのプレゼンテーションや、エンポリオ アルマーニとの協業などを通して、クリエイティブ面でも確かな評価を得ている。

2024年に「ファッション」特集の取材で『WIRED』が現地を訪れたとき、彼らが話してくれたのは、クリエイションの背景にある「事実に基づいたインスピレーション」と「コミュニティとしてのブランド運営」についてだった。過去の生地やアーカイブを再編集するプロジェクト「WORK SHOP」もその象徴であり、単なるアップサイクルではなく、制約から新しい価値を生み出すという哲学を体現している。

アワー レガシーがもつ「プロダクトと人、ブランドと社会を結び直す視点」は、日本という文脈のなかでいかに紡がれていくのだろうか。都市のカルチャーとファッション、そしてサステナビリティの交差点に立つ『WIRED』の読者にとっても、彼らのアプローチは単なる“ファッション・ブランド”を超えたインスピレーションとなるはずだ。

article image服と仲間とファンをつなぐOUR LEGACYのグッドスピリットについて:Fashion in Stockholm 2

気づけばこの都市からは、ユニークなファッションブランドが輩出され続けている。スウェーデンのストックホルム。決してファッション・キャピタルとはいえない街で、なぜそんなことができるのか。その理由を知るために、会いに行った。ここ数年間で注目度がぐんぐん増しているアワー レガシーにも。

読者(SZメンバー)5組10名をご招待

アワー レガシーを迎え、ファッション、テクノロジー、サステナビリティをテーマに展開される今回のスペシャルトークイベント「OUR LEGACY × WIRED × SUPER DOMMUNE × PARCO」では観覧席をご用意している。この度、『WIRED』の好評サブスクリプションサービス「SZメンバーシップ」の会員限定で、5組10名をSUPER DOMMUNEでの公開収録に無料でご招待する。以下の概要をご確認の上、奮ってご応募してほしい。

「OUR LEGACY × WIRED × SUPER DOMMUNE × PARCO」

■日程
4月18日(金)19:00-21:00(予定)

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