俳優の笹野高史(76)が27日放送のBS朝日「カーグラフィックTV」(後11・00)に出演。俳優を目指すきっかけとなった俳優の名を明かした。

 笹野は淡路島出身で、大学の時に上京。在学中に「自由劇場」にスタッフとして入団した。そこに佐藤B作(76)がおり、「え?俺役者」と自己紹介をしたという。

 笹野は「普通は水も滴るようないい男、二枚目じゃないと俳優なんか志すものではないという風潮が私の田舎ではあったじゃないでしょうかね」と語り「東京って凄いところだ。そう言っても誰もバカにしない。そうなんだと思って」と衝撃を受けたという。

 さらに翌年には「同期で一緒に仕事する仲間」に俳優の柄本明(76)がおり、柄本も「俺も役者だよ」と言ったことで「実は俺も役者志望なんだ」と明かしたところ「お前役者やりたかったの?やろうやろうってすっと受け入れてくれた」ことから役者の道に進んだという。佐藤と柄本とは50年以上に渡り親友となっている。








 だが「問題はそれで飯を食えるかどうか…」と語り、「食えるようになったのは35くらい」と回想。笹野は81年に劇団から独立。83年の「ふしぎな國 日本」で映画デビューを果たすと、85年には「男はつらいよ」、88年には「釣りバカ日誌」など、人気シリーズにレギュラー出演するようになり、07年の「武士の一分」では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した。

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