
3月19日の東京株式市場では、日経平均4日ぶりに反落し、前日比93.54円安の3万7751.88円で取引を終えた。日銀が金融政策決定会合で政策金利の据え置きを打ち出したことで一時は上げ幅280円超に達する場面があったものの、米FOMC(連邦公開市場委員会)への警戒感から後場に入ると大きく値を崩した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は60銘柄(63%)、下落は32銘柄(33%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。
中で「AnimeJapan 2025」へのブース出展を発表したブシロード<7803>が後場に入って買われたほか、Aiming<3911>やハピネット<7552>が高い。
ハピネットは、子会社ハピネットファントム・スタジオが製作幹事を務めるアニメの最新情報発表に加え、SBI証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を5150円から5720円に引き上げたことが市場の関心を集め、昨年来高値を更新した。
また、岩井コスモ証券が投資判断「A」、目標株価2400円でカバレッジを開始したネクソン<3659>は小幅ながら3日続伸した。
ほか、任天堂<7974>が反発し、3月6日以来の1万500円台を回復した。
半面、モブキャストHD<3364>の下げがきつく、ドリコム<3793>やアピリッツ<4174>が売られた。
まんだらけ<2652>は変わらずを挟んで8日ぶりに反落した。
